会社員は、自社の経営状況を気にする必要は無い、という持論。
最近こんな声をSNSでよく見かけます。
・大手企業だからといって、安泰とは限らない
・ベンチャーは、いつ潰れてもおかしくない
・大規模なリストラのニュースを見て、不安だ
・自社の経営状況が悪いという噂を聞いて不安だ
このような経済や会社経営への不安って、結局「すぐに転職できるスキルを身に着けていないことに対する不安」を正直に言えずに、他責にしてるだけな気がします。
・リストラの対象になる→失業→(スキルが無いから)次の職場が見つからない
・会社が潰れる→失業→(スキルが無いから)次の職場が見つからない
ということへの本質的な不安の現れなのかなと思います。
会社員は利己的で良い
以前こんなTweetをしました。
「将来の自分のためになるから働く利己的で環境を利用出来る人こそが成長できる」
これって別にベンチャーに限らず、どの企業に属する人にでも当てはまるのではないでしょうか(私がベンチャーにしか属したことがないので、推測ですみません)。
会社は社員にとって恵まれた環境
そもそも、日本の法律では、会社員は非常に優遇されていることを意識したことはありますか?会社の財政状況によらず、一定の給与をもらえる。働きすぎないようにルールが決められていて、保険や労働基準法によって守られている。
反対に、役員は勤務時間も決められず、失業保険や労災にも加入出来ない。そもそも労働基準法は、労働者でない役員には適応されない。
会社が潰れても、従業員は「職を失うだけ」です。何なら失業保険ももらえます。
もし万が一、あってはいけないことですが、給与未払などが発生した場合、社員は債権者として定められた方法で請求することも出来ます。
詳しくはGoogleで調べたらいくらでも情報があるので割愛しますし、私も法務と労務はWEBで調べた知識程度なので、間違っていたら教えてください。
つまり会社が潰れたりリストラされたりすることを心配しても、正直あなたが社員ならあまり実害は無いです。何度も言いますが職を失うだけです。(上場企業で株持ってたりしたら話は違うかもですが)
あなたが会社員なら、在職中に出来ることは、いつでも次の環境にステップアップ出来るよう実力を身につけることだけ
つまり無職になるだけなら、仮に無職になってもすぐに「え、辞めたの!?なら、ウチに来てよ!」って違う会社の人に誘ってもらえるようにスゴい人になってればいいわけです。
そのときのために、今の環境をMAX利用しちゃえばいいんです。
私がいまの会社にいるのは、一番成長できそうだから
ここまで読んでいただいた方なら分かると思いますが、私は会社のためでも社会のためでもなく、自分のために働いています。
いま私が働いているfavyはIPOを目指してすごいスピードで成長してます。
私は採用担当なので、会社が利益を上げればたくさん人を採ることが出来て自分の経験につながるから、利益を増やせるように他のチームに協力するし、採用も頑張ります。結果を出せば正当な評価を受けられます。
IPOが出来たら自分のキャリアの大きな糧になるし、もし万が一潰れても、新卒で入ったベンチャーが倒産するっていう経験も面白そうだなと思ってます(笑)
逆にもしfavyより面白そうで成長できそうな会社があったら転職します(笑)
自分のために働いてます!って言えるのはベンチャーだけかもしれない
冒頭で利己的な人がどこでも成長できるって言いましたが、社長や上司に対して「私は自分のために働いてます!」って言えるのはベンチャーくらいかなと思っています。
なぜならベンチャーには安定ではなく成長が必要で、その人が成長して仕事をもっともっと出来るようになれば、会社にとっても結果的にハッピーだからです。別に自分のためでも何のためでも、成果を出してくれればいいよ、って考えの企業が多いです。大手もそういう会社が増えてるかもしれないですが、私は大手企業に属したことがないのでわかりません。
ただ実際に私は就活中に大手企業の面接で「もし自分のやりたくない仕事をやらざるを得ない状況になったら、転職も考えます」って正直にいったら苦笑されて、その企業は落ちました(笑)
なので、こういう考えが許容されて、こういう考えの人が多い環境で働きたい人は、ベンチャーに合ってるんじゃないかなーと思います。
長くなりましたが、会社の経営や他人の給料を気にするより、自分の仕事で成果を出して給料が上がってスキルを身につける方がずっと自分のためになるってことが言いたくて記事にまとめてみました。
賛否両論あるとは思いますが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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