UNISON SQUARE GARDEN「kaleido proud fiesta」ツアーで記憶に残った010のこと
UNISON SQUARE GARDENのTOUR 2022「kaleido proud fiesta」は、表題曲にふさわしく、祝祭感溢れる演出が華やかなツアーでした。記憶に残ったベスト10を記録します。タイトルの無理やり感は気にしないでね!YES!
001.「オリオンをなぞる」のミラーボール
最も印象的だったのがミラーボールです。上から吊り下げられるのではなく、床置きで下から光を放っているのがなかなかのインパクト。だってそんなミラーボールお目にかかったことがない。
初めて見た時は、ステージ下から客席全てに光が放たれる様子に胸きゅん。大好きな「オリオンをなぞる」が、今までと違った色を帯びて届いてくるような気さえしました。ステージ見るより、飛んでいく光の行方をつい追って見上げてしまったりして。
座席位置によっても見え方が変わったのが面白かったです。センターだと、ちょうど貴雄から後光が差しているように見えて神々しさ満点。
ファイナルのガーデンシアターでは、ミラーボールが3つに増えていたので笑ってしまいました。豪華絢爛。広い会場に対応するには3つ必要だったんだろう。ステージから光が3つ放たれる様子に見取れました。
002.「kaleido proud fiesta」のすべて
私は「kaleido proud fiesta」が大好きで、その大好きな曲にふさわしい華やかな演出と、ここぞというタイミングでの投入が最高でした。
「オリオンをなぞる」の曲終わり、貴雄にヘッドホンが装着されるのを見て、「これはもしやタイバニ繋がりでカレイドなのでは…」というワクワクが見事に叶った時の高揚。
上方からカラフルな照明を浴びた「UNISON SQUARE GARDEN」というロゴが降りて来るのも、「ここぞ」感があって最強です。会場の設備によるのでしょうが、下りて来るスピードがゆっくりめの方が悠々としていて、雰囲気に合っていました(会場によって「速い」と感じたことが)。
終始フルカラーに彩られたステージと、何度聞いても多幸感に溢れる音楽に、胸が高鳴って泣けることがありました。涙で余計に目の前がキラキラ。
今ツアーのセトリで、「harmonized finale」「オリオンをなぞる」「kaleido proud fiesta」というタイバニ曲でのみ、星空の演出が出現したのも気が利いているというか、感激ポイントですね。
「kaleido proud fiesta」が大好きな理由はこちらで書き連ねています。
003 .「サンポサキ(マイライフ)」チンアナゴ
本編ラストスパートでギアの入る1曲、「サンポサキマイライフ」。ステージに設置された細い縦型の照明10本が大活躍しました。曲によってカラーや点灯する位置が変わったりしていたのですが、この曲のイントロで「赤・オレンジ・白」の3色にキラキラと光っていたので、「まるでチンアナゴだな」と思ってからは、もうチンアナゴにしか見えなくなってしまいました。「サンポサキチンアナゴ」という珍フレーズが脳内から離れません。アホですね。
しかも静岡と新潟と茨城では、ライブ前に水族館へ遊びに行っていたので、余計に「あっ、さっき見たわw」という親近感が。チンアナゴ可愛いよね!
写真は私が「すみだ水族館」で撮影したチンアナゴさんです。オレンジと白のシマシマっぽい柄の子が該当します。
004 . ドラムとギターのじゃれ合い
今ツアーはドラムソロの代わりに、ドラムとギターの掛け合いがありました。自由自在なドラムに、「ワールドワイド・スーパーガール」のイントロギターリフがちょっかいを出して作り上げていく世界。
ギターは、その日よってアクセントとなるフレーズ(少し音階が上がったり、チョーキングが入ったり)が入ったり入らなかったりと変化球。
貴雄がご当地ネタを絡ませることもありました。新潟では、ご当地キャラ「レルヒさん」の被り物をし、米俵を持って登場。集中力が欠けたせいなのかわかりませんが、次の曲のタイトルコールを間違えるという痛恨のミスがありました。「ワールドワイド・スーパーガール」と言うべきところを、「ナノ!サイズ!」と言ってしまって苦笑。
この珍事があったせいかわかりませんが、いつの頃からか「ナノサイズスカイウォーク」もタイトルコールするようになりましたね。
盛岡では、「盛岡さんさ踊り」の太鼓を叩いていたのですが、さすがドラマーという映えっぷり。和太鼓も似合う。しかも、ギターも和太鼓に合わせて和風アレンジだったことに痺れました。盛岡良かったなぁ。
005.「ナノサイズスカイウォーク」のギター
好きな流れたくさんあったけど、「ワールドワイド・スーパーガール」からの「ナノサイズスカイウォーク」が一番好みで気持ちが高揚しました。
もともと大好きだけど、ライブで聞いて余計に好きになった1曲。イントロのギターが不協和音のような、気持ちいいとこと悪いとこの絶妙な合間を突いてくるのがたまりません。
ギターソロも音源と異なって「きゅいーん!」とテンション高くて最高。ソロに入る前に「ナノサイズスカイスカイ、ウォッ!」って勢い任せでソロに入るのに上がりました。
照明がビル群を彷彿とさせたのですが、なんとなくタイバニっぽく感じました。ヘリから中継している「HERO TV」を見ているような錯覚。もしかしてあそこはシュテルンビルトだったかな。この曲、タイバニと関係ないけどね。ユニゾンも人間味豊かなヒーローだからね。
「kaleido proud fiesta」が最高装備をまとったヒーローだとしたら、「ナノサイズスカイウォーク」は普段着のヒーローっていうイメージ。どっちもすごくユニゾン。
006.「fake town baby」のスモーク
「ラディアルナイトチェイサー」からの繋ぎが美しく、お客さんが沸いていたのが印象深いです。イントロで田淵がめちゃテンション高く上手に駆け抜けていくので、田淵もきっとお気に入りの並びかも。ドヤ顔されている気がしました。
リリース時は決して好みではない曲だったのですが、ここに来て私の中で存在感が急激に増した曲です。キメがたくさんあってかっこいいね!(遅っ)
1番イントロ、2番イントロ、ラストに左右からぶわぁー!と噴き出すスモークがなかなかの量で、いつも田淵がその中でもがいているように見えてエモかったな。あとこのツアーの前からやっているかもしれないけど、ラストの「ジャーン!」の和音が好き。
007.「harmonized finale」のシルエット
1曲目をシルエットで見せる演出、ベタだなとは思いましたが、何度見ても心が浄化されるような気持ちに。曲の世界観と合っているし、3人のシルエットを眺めるのが楽しいですね。シルエットになることで、演奏中の彼らの特徴がデフォルメされる。シルエットでも当たり前に3人だなぁと思って。
ただ、センターから見るとすごく美しかったのですが、端っこ寄りの席だった際は、シルエットの浮き上がりが綺麗に見えなかったのが残念。
008. 「弥生町ロンリープラネット」の桜色
アルバム「Patrick Vegee」では、「弥生町ロンリープラネット」の最後のフレーズ、『そしてぼくらの春が来る~』から「春が来てぼくら」に繋がるわけですが、「春が来てぼくら」が続かない代わりに、曲のラストに春を表現する桜色の照明が空間いっぱいに広がったのが本当に素敵でしたね!ふわぁって優しく包み込むピンク。会場によってピンクの具合が微妙に違ったのも、なんか良かったなぁ。ガーデンシアターは、ピンクの出血大サービスって感じでした。
オンライン配信では聞いていたけれど、生で聞けて嬉しかったなぁ。歌詞が染みる、好きな曲。本当の気持ちは伝えた方が幸せじゃない?良かったよね!(インスパイア元の「椿町ロンリープラネット」の話)
009.「場違いハミングバード」のギター
いつ聞いても強いなと思う曲ですが、今ツアーでもラスボス的な圧倒的な存在感。イントロからぎゅいーん!とギアが爆上がりですが、いつの頃からかかき鳴らすギターリフが一定ではなく、半音ほど上がっては下がるを繰り返すようなアクセントが入るようになったので、それが気持ち良くて余計にテンションが上がりました。「ナノサイズスカイウォーク」のイントロギターの気持ち良さに通じるものがあります。
ファイナルの「場違いハミングバード」を見ていたら、あまりにも全てがキマっていて、ひとつの芸術だなと感じました。鋭くて優しくて美しい。そう思わせるのがユニゾンの強みだなぁ。
010 .「5分後のスターダスト」の金木犀
静かなる爆発力がたまらなく大好きな曲。今ツアーは「5分後のスターダスト」~「 弥生町ロンリープラネット」がバラードコーナーになるのだろうか。私にとっては全然バラードじゃない、内側から滾りまくる曲(特に間奏)。
ユニゾンのバラードパートって、必要以上に照明が暗いなと感じることが多い。特に「クローバー」、そんな暗くなくても良いのでは?っていつも思います。
「5分後のスターダスト」もけっこう暗めだけど、歌詞の「金木犀」に合わせるようにオレンジの照明が揺れていたのが好きでした。
おまけ. MCがなかったこと
ライブの流れが良くなるし、地域差なく公平に思えて良かったなと思います。結成日のNHKも、ファイナルのガーデンシアターも、特別感もなくあっさり通常運転で終わるのが非常に心地良くてユニゾンっぽくて好感。
宏介がMCネタ考えるのも、けっこうな労力だろうなと前々から思っていたので、無くすことで音楽に集中できるなら余計に良いですね。まあ、あったらあったで楽しいけどね。
セットリスト
参加会場と旅の思い出
私(東京在住)が参加した会場と旅の思い出の記録です。
静岡、新潟、岩手(花巻と盛岡)、茨城と好きな土地を観光できてとても充実、ハッピー。特に1泊温泉旅行を伴った岩手は思い出に残りました。ライブも7か所中のマイベスト。
ライブきっかけがないと、なかなか遠出しようと思わないので、その機会をくれるユニゾンに感謝だよ。
7つ!ドラゴンボール!(違う)
色味が地味で私らしくて気に入っています。
001. 7/10@清水文化会館マリナート(2F上手)
・「さわやか」新静岡セノバ店
・東海大学海洋科学博物館
・「末広鮨」桜えびすし
002. 7/24@NHKホール(3Fやや下手)
003. 8/11@新潟県民会館(11列目上手)
・「ピアbandai」ちらしと岩牡蠣
・マリンピア日本海
004. 8/20 @盛岡市民文化ホール(12列目センター)
・鉛温泉 藤三旅館
・宮沢賢治童話村/宮沢賢治記念館
・山猫軒(注文の多い料理店)
・マルカン大食堂
・盛岡てがみ館
・福田パン ほか
005. 8/31@川口総合文化センターリリア(2Fセンター)
006. 9/23@ザ・ヒロサワ・シティ会館(29列目センター)
・サザコーヒー勝田本店
・大洗アクアワールド
007. 9/27@東京ガーデンシアター(第1バルコニーセンター)
NHKは自力で取れず友人に譲ってもらって、ガーデンシアターは行かなくても良い(ロックバンドを見るにはでかすぎると感じている)と思ってチケット取らなかったけど、友人に誘ってもらったので行きました。
なので、結果的に当初予定していた公演数よりも多く参加したので、最後はお腹いっぱいになってしまいました。
全体的にセンター(しかもいずれもやや上手寄り)が多く、お陰で見やすかったです。ぼっちで取ると端っこのことも多いのに、珍しい。
FCで取った会場(新潟・盛岡・川口)で、10列目以内が取れなかったの、ちょっと悲しい。今まで1か所ぐらいは10列目以内だったのに。前は1列目が当たったこともあったのに、もはやそんな良席が来るとは全く思えない。ご時世的に応募者が少なかったオンザシートは、わかりやすく良いお席が当たったけど。
FC在籍が長くなると仕方ないですね(だいたいどこも新規入会者に良席が当たる仕組みだと思っているので)。
都民にとっては、お近く(倍率高いし当たっても席悪い)を確約されても嬉しくないです。なかなかに不公平だと感じているので(都民以外の人には良いシステムでしょうから、反対はしていませんが)。ホールは本当に座席運によりますね。ライブハウスの整理番号式の方が、ホールの座席指定より自由度が高いので、番号の良し悪しもそこまで気になりません。
ホールは演出が綺麗で鑑賞するイメージ。ライブハウスはバンドの息遣いを体感するイメージ。私はロックバンドに後者を求めているので、次にホールツアーがあった時は、1~2か所参加できれば御の字という気持ち。ライブハウスツアーに行きてぇ!