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南野陽子「To Love Again lll」に今年も参加できた喜びの記録
🔹公演内容
To Love Again lll 〜 GAUCHE<追加公演>
2024 7.27 sat. [2nd.show] open 6:30pm / start 7:30pm
丸の内コットンクラブ
南野陽子 (vo)
エルトン永田 (p)
田代修二 (key)
角田順 (g)
長岡道夫 (b)
伊藤史朗 (ds)
加藤JOE (vln)
増渕東 (manipulator)
萩田光雄 (sound producer)
![](https://assets.st-note.com/img/1723525518603-rOoEJT3W4Y.jpg?width=1200)
・昨年の3月ぶり、2度目のナンノさんコットンクラブ公演へ行きました。今年はうっかりしていて本編の情報を見逃しており、コットンクラブのメルマガで追加公演を知って慌てて申し込みました。ひー危ない。
昨年に比べてあっという間に終わってしまったのは、加齢のせいもあるのかもしれませんが(時が過ぎるのが早過ぎ)、相変わらずナンノさんは美しくお茶目でおしゃべりが楽しく、夢のように楽しいひとときでした。
私が参加した日はブルーのドレスでした。華やか。
🔹「To Love Again」
・「To Love Again」シリーズは、普通のワンマンライブとは異なる構成です。
選曲は自分の好きな曲のみで、みんなが知っている曲。ポピュラーのど真ん中というか、私の持ち歌や若い頃から歌っている曲が半分で、残りの半分は洋楽のカバーで、新たに訳詞をしたものも歌っています。
今回は持ち歌から「夏」がテーマのメドレー、洋楽のカバー、サウンドプロデューサー萩田光雄先生のメドレーをやってくれましたが、バラエティーに富んでいて楽しいのです。
ナンノさんが曲にまつわるエピソードを交えながら歌ってくれるので、知らない曲も興味を持って聞くことができるし、ナンノさんは小さい頃から音楽に囲まれて、音楽を愛し、音楽と共に生きて来たのだなぁと改めて実感します。
🔹ライブの感想
・まず最初に、色々とご心配をおかけすることがありまして「ごめんなさい」と語っていたナンノさん。(笑いが起こる)
これからもやらかすことがあるかもしれないけど、皆さん今まで見放さずにいてくれてありがとう、これからもよろしく、と。
そんなそんな、ナンノさんが幸せでこうして元気なお姿を見ることができれば我々も幸せですのでね!こちらこそよろしくお願いします、という気持ち。
・「アマポーラ」は、JR東日本「大人の休日倶楽部で行く50歳からの旅」CM曲(吉永小百合出演)だそうで、確かに聞いたことはありましたが、ナンノさんの歌で聞くとまたガラッと雰囲気が変わって良かったなぁ。
昨年も思ったけど、とにかくバックバンドのおじさま方(ナンノさんは「このおじいさん達すごい人なんだからー」って言ってたw)の生演奏が素晴らしくてうっとりします。
「哀しみのソレアード」「明日に掛ける橋」もそうでしたが、クラシックの曲を生演奏で豊かに歌っているのがなんとも素敵で引き込まれました。
・「明日に掛ける橋」は、自身で日本語訳もされたそうです(ちょっと替え歌になっちゃったけど、と)。コロナ禍で聞いていて泣いてしまった、というエピソードを聞いてうるっと来ました。心細い時に音楽は支えになりますよね。ナンノさんが、歌とかお芝居で隣に寄り添える人になりたいと話してくれて、そんな何気ない言葉にもジーンとしちゃう。
・「アンチェイン・マイ・ハート」は、まだデビューして間もない頃、「名門私立女子高校」(西田敏行・桃井かおり出演)に生徒役で出た際に、イベントで生徒役として歌った思い出の曲だそう。私はその頃を知らないので、思い出を聞かせてもらえて楽しい。
・自身のシングル曲として「パンドラの恋人」が披露されたのですが、イントロが流れて来て、身体を綺麗に逸らせるナンノさんの姿を見ただけで、中学生の自分が猛烈に思い出されて、めちゃくちゃ感動して胸が詰まりました。
哀愁漂う美しい曲。当時はメジャーキーとかマイナーキーとかよくわかっていなかったし、メジャーの方が陽気で楽しい雰囲気で親しみがあったから、マイナーキー曲はなんとなくとっつきにくいと思っていました。「パンドラの恋人」はマイナーキーだから、気高く近寄りがたいイメージがあって、大人の恋ってこんな感じなのかなぁと思っていたなぁ。
・お米好きが高じて、仲間と一緒に京都の舞鶴でお米を作り始めたというナンノさん、地元の方へ恩返しで舞鶴のイメージ曲「飛揚」を作ったそうです(ナンノさんは作詞担当)。
最初は彼らのためのつもりが、舞鶴と言えば海上自衛隊(音楽隊)なので、一緒にやりたいとちょっと呟いたら実現し、今では夕方17時になると舞鶴のスピーカーから「飛揚」が流れるそう。ええ話だなー!
雄大な景色が見えるかのようなゆったりしたバラード。ナンノさんの声が伸びやかに広がって行くのが心地よかったです。バックスクリーンに、お米を作るナンノさんや地元の方々の様子が映りました。
・「能登和倉国際女子オープンテニス」のアンバサダーを務めているナンノさん、震災のせいで開催が危ぶまれていてクラウドファンディングを募っているお話と、カンボジア大使のお話。
カンボジア大使については昨年もお話してくれてとても心に残りましたが、今年も日カンボジア友好70周年のテーマ曲「明日への虹」を披露してくれました。ラストパート、カンボジア語になるところも胸アツ。
バックスクリーンには、若かりし頃に24時間TVの企画でカンボジアに行った時の映像と、時を経て大人になってから訪問した時の彼女達の映像と。
10代のナンノさん可愛いなー。今もその可愛らしさやピュアな部分、様々なことに葛藤しながら生きているのだろうなと垣間見えるところが、恐れ多くもちょっとだけ親近感があって好きです。
カンボジアも和倉も舞鶴もナンノさんの実際の故郷ではないけれど、様々な人々との交流で温かな繋がりができていくの素晴らしいな。ナンノさんの人柄だなぁと思います。
・そこから名物コーナー、サウンドプロデューサー萩田光雄先生が手掛けた曲のメドレー(カバー)です。みんなが知ってる超有名曲メドレー、次はどんな名曲が?というワクワクで盛り上がります。
本当に数々の名曲を手掛けられているのだなぁとwikiを見ると驚きます。ナンノさんが「編曲家さんのすごさをもっと伝えたい」と話していましたが、私もだいぶ大人になってそのことがわかるようになりました。
中でも低めにしっとりナンノさんが歌う「想い出がいっぱい」が良かったなぁ。名曲。
<萩田先生メドレー>
イミテーションゴールド(山口百恵)
少女A(中森明菜)
お化けのロック(郷ひろみ)
-Dreaming Girl- 恋、はじめまして(岡田有希子)
想い出がいっぱい(H₂O)
待つわ(あみん)※イントロのみ
恋におちて -Fall in love-(小林明子)
萩田先生のwikiを見てたら、浅香唯の「Believe Again」も手掛けていることを知る。懐かしい、この曲大好きだったな(今も好きです)。機会があればナンノさんに歌って欲しいなぁ。「スケバン刑事」繋がりということで。
・本編ラストは名曲「吐息でネット」で超大盛り上がり。イントロのピアノに永遠にときめいてしまう。最近の曲はあまり歌詞を覚えられませんが、子供の時に覚えた歌詞って絶対に忘れないよね、ということを実感します。久しぶりでもフルで全部歌えるもんね。
シーティングですが「といきーでネット♪」とサビは大合唱で腕も足も振って大盛り上がり。BメロはPPPH発生、おじさま方の野太い声が行き交い、ナンノさんも「あー楽しいー!」と絶叫するなど、コットンクラブに今までとは違った熱気が渦巻いて最高でした。
歌い慣れた持ち歌になると、ナンノさんはお客さんの顔を1人1人よく見ながら歌ってくれるのです。(微笑んでくれた…死ぬ!)
そのせいもあってか、たまにちょっと歌詞を間違えそうになって、てへってすぐ顔に出るナンノさんが永遠に変わらなくて永遠に愛しくて好きだー!と思います。(ご本人曰く「あの人のグラス空いてるな」とか思ってると歌詞が飛ぶことがあるそうです。笑)
・本編が終わり、「はい、そのまま手叩いて待ってて下さいー」って言いながら走り去っていくナンノさん、らしくて好き(笑)
超特急で、ドレスからTシャツとジーンズ、ポニーテール姿に衣装替えしてアンコールに戻って来てくれたナンノさんがまた本当に可愛いのよ!ドレスもカジュアルもお似合い。
・アンコールは、萩田先生とナンノさんで作った「空を見上げて」。「私は何をしてきただろう」「私はどこに向かっているのか」「さよなら見上げて」「ここから飛び出そう」という、ナンノさんらしさに溢れたシンプルな歌詞と、萩田先生の朗らかなメロディーで元気が出て来る歌です。
・最後に大人気曲「はいからさんが通る」を。ぎゃー!嬉しい!昨年は披露されなかったからね!
「昔は紅緒ちゃんの気持ちで歌っていたけれど、今は自分のテーマ曲だと思って歌っています」とナンノさん。わかるー!大人になってからの方がシンプルに染みる詞ってたくさんあるんだなぁと思います。私もこの曲を聞くと、自然と心から共感している自分がいることに気づくのです。永遠に大好きな名曲。
テーブル席の前から3列目の中央寄りだったので、ナンノさんを近くで堪能できて、楽しくてトリップしました。今ここにナンノさんと私だけ!みたいな感覚になったりもして夢見心地。サビ前のキメのお顔が好きで当時よく真似してたな、とか色々な記憶が脳内をぐるぐる。
・追加公演のラストステージだったせいか、ダブルアンコールのコールが起こりました。
「もう曲がないからー」と言いつつも、挨拶に出て来てくれて、最後に「いい夢見なよ!あばよ!」と去って行ったナンノさんが、ナンノさん過ぎて最高だなと思う。
・子供の頃に夢中になって聞いていた歌もそうなんだけど、私はナンノさんのキャラクターを余すことなく感じられるお喋りも本当に好き。
夜布団に入った後に、親に隠れてこっそりナンノさんのラジオ(ナンノこれしきっ!)を聞くひと時が癒しでした。私にとって、可愛くて面白くてお茶目なお姉さん。親が高圧的で家が窮屈なことも多かったのですが、ラジオ聞いている時は心が自由だったな。
当時はライブに行くなども許されなかったけれど、大人になってこうしてナンノさんのライブに行けるようになって、あの頃の私に教えてあげたい。生きてると良いことあるよ、って。
・ナンノさんのお喋りで心に残ったのが、「そっとしておいてほしい時はそっとしておいてくれるし、集まって欲しい時はこういう風に集まってくれてありがたい」「『運がないんじゃない?』って書き込みを見ちゃったりもするけど、逆よ、私は支えてくれる人がいるんだから!」というお話。嬉しかったなー。
そして、ナンノさんみたいな人でも書き込みなんか見るんだ、と思って少しにんまりしてしまった。
・来年は40周年とのことで、どのようなイベントがあるのかな?と楽しみ。
1度は「普通のおばさんになりたいの」とアイドルを辞めたいという意思を見せていたけれど、コロナもあってこのようにクラブで歌を聞かせてくれてとっても嬉しい。
ですが、シーティングの大人ライブだけでなく、スタンディングのライブが見たいです、とっても!だってめちゃくちゃ楽しいからねー!
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ナンノさんがアンコールで来ていたTシャツを買いました。会社に着て行ったら、マッチ(近藤)ファンの人に「写真撮らせてー!」って喜ばれたw
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ビルボードとかブルーノートとかコットンクラブに来ると、ついパフェりたくなります。桃のパフェ美味しかった。
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本日のお席、テーブル2-06。昨年は1列目だったけど端っこだったから、今回の方がステージのナンノさんに近かったです。目も耳も幸せ~。
🔹セットリスト
<"夏"メドレー>
さよなら、夏のリセ
ひとりっきりの夏は
それは夏の午後
夏のおバカさん
アマポーラ(アンドレア・ボチェッリ)
アンチェイン・マイ・ハート(レイ・チャールズ)
パンドラの恋人
哀しみのソレアード(ポール・モーリア)
明日に掛ける橋(サイモン&ガーファンクル)
飛揚(京都・舞鶴のイメージ曲)
明日への虹
<萩田光雄先生メドレー>
イミテーションゴールド(山口百恵)
少女A(中森明菜)
お化けのロック(郷ひろみ)
-Dreaming Girl- 恋、はじめまして(岡田有希子)
想い出がいっぱい(H₂O)
待つわ(あみん)※イントロのみ
恋におちて -Fall in love-(小林明子)
吐息でネット
en.
空を見上げて
はいからさんが通る
To Love Again Ⅲ~GAUCHE~
— なーたん (@80sidolranger) July 27, 2024
今回のセトリです。(追加公演で変更があったのかは分かりませんが)
往時のレアな楽曲/最近の楽曲/カバー曲/ヒット曲 本当どれも素晴らしかったんじゃないでしょうか。
(そういえば案の定?タイトルにあるGAUCHE収録曲は今回も1曲のみだった😅)#南野陽子#nanno pic.twitter.com/llRKILMGSe
セットリスト参考にさせていただきました。