XIIXのセルフタイトルツアーを見て好きな理由を再確認できた
2023年10月に行われたLIVE TOUR 『XIIX』の、10/20(XIIXの日)@LINE CUBE SHIBUYAと、10/24@EX THEATER ROPPONGIの感想です。3枚目のアルバム、セルフタイトル「XIIX(テントウェンティ)」を引っさげてのツアーでした。
全体の感想
今回のサポートも前回「2&5」ツアーと同じく、Gt.粂絢哉さん、Dr.岡本啓佑さん、Key.山本健太さん。
「2&5」の時も痛烈に感じたのですが、ギター2本の編成がとても好みです。粂さんの熟練ギターが加わることで驚くほど豊かになるし、宏介の自由度が増す。もしかして今のXIIXには岡本さんのようなドラムスタイルが合っているのかも、とも思いました。健太さんのキーボードも以前とは違う雰囲気のアレンジがあり、より華やかに聞こえて楽しかった。
マニピュレータを入れての電子音強めなサウンドも好みですが、今の編成の方が心地の良いグルーヴが増して、よりファンクやジャズ要素が濃くなっているように感じて、この感覚が好みでハマってしまいました。こっちの方向性、好きだわ。常に変化を続けているけれど、バンドが進化するってこういうことなのか、と今までで一番強く感じたのでした。
過去一番長いツアー(8本)で、私が見た渋谷と六本木は終盤だったので、バンドが良い感じに育ってきたということも、そう感じた大きな要因だったかもしれません。
今後またマニピュレータを入れた編成もあるかもしれないし、それもまた楽しみ。メンバーが変わればグルーヴも変わるし、メンバーが同じでもアレンジが変わるし、持ち曲が増えるほどセットリストにも幅が出るし、2人とも色んなことができちゃうしチャレンジを楽しむ人達なので、XIIXの今後には可能性しかないな。それはリスナー以上に本人達が感じているであろうことは、彼らの幸せそうで充実した表情からも明白でした。
音源通り演奏するよりもライブならではのセッションやアレンジや遊び心があった方が断然テンションが上がります。そういった要素を多く持つバンドが好き。XIIXはそういうバンドであると、改めて感じました。
お客さんにも良いバイブスが漂っていました。アルバムを3枚出して、XIIXと共にお客さんも育って来たように思います。私も、XIIXの音楽に身を任せて勝手に身体が踊り出しだり、たまらず弾んじゃうのが最高に気持ちが良かった。XIIXのライブでしか味わうことができない独特の感覚。音楽って自由で楽しいなぁと当たり前のことを感じさせてくれる。
渋谷は3階席から俯瞰で観覧。2人がお立ち台に上ると、アクスタみたいなミニチュア感があって可愛かったです。すってぃは左右へ駆け回り、さらに中央の台にも勢い良く片足かけて弾いてる姿がかっこ良かった。私はすってぃの身体全体を使ったしなやかなムーヴが好きです。聴覚からも視覚からも音楽を受け取れる。
六本木はそこそこ前の方で見れたのですが、ライブハウスの前方で見るのがかなり久しぶりだったものだから(昨年のCDJ以来かも)、「近いー!」「本物ー!」という自分内のミーハー魂がうるさかったw それも含めて楽しかったな。
曲ごとの感想
◆シトラス
出囃子は恐らく「2&5」の時と同じく幻想的なサウンド。私の初日は渋谷で3階席だったから、上方のスクリーンに光でできたダイヤモンド💎みたいな形がゆらゆらしているのがよく見えました。「なんだろうこのダイヤは?綺麗だなぁ」って見とれていたのです。
そうしたら、そのダイヤ💎がぱーっ!と下に落ちるのと同時に、知っているキーボードのフレーズがサイレンのようにリピートで強調され、客の手拍子がひときわでかくなった?と思ったら「シトラス」のイントロに突入。全てのタイミングが予想外だったので、思わず「うわあああ!!!」と声が出てしまいました。
ダイヤの謎はXIIXのロゴの一部でした。3階からの景色のせいかロゴだと気づかなかったのです。曲が始まるタイミングが絶妙で、1曲目にこの上なくふさわしい演出でめちゃくちゃテンション上がりました。お客さんが手拍子をしていなかったら、イントロのクラップがはっきり聞こえただろうから、もっと早く「シトラス」だと気づいたかもしれないな。
「2&5」の時には2人編成で披露されて、それもとても楽しかったのですが、バンド編成でも聞いてみたかったから念願。アルバムの中でも特にお気に入りの曲が、トップバッターで華やかに演出され、1曲目から超絶ご機嫌になりました。
六本木の時はばっちりイントロのクラップも一緒にできたよ!
◆E△7
音源はだいぶ甘めなアレンジだけど、ライブごとに随分と様変わりする曲だなと思っていて、粂さんギターが入ったバージョンもやっぱり全然違うなと思って、楽しくてにやけてしまいました。キラキラしているポップスが、だいぶ骨太に聞こえるという不思議。
六本木では、最後の「目を逸らさな~↑いでいて~」を、聞いたことのない音程で歌っていて、「おおっ!自由!」と思いました。聞き慣れている曲だからこそ変化に敏感になり、変化を楽しく思います。
◆ユースレス・シンフォニー
アルバム「XIIX」のツアーだけど、3曲目にこれをやるんだと、なんだか意外性があって良かったな。威力を持つ曲でありながら、最近は出番がちょっと減ってるかな?と感じていたこともあります。
2人が1人のお立ち台で弾いているのを見ると、多幸感がさらにマシマシ。
◆Vivid Noise
この曲もだいぶ久しぶりでは?と思って愉快な気持ちに。メンバー紹介で使われることもある曲ですが、ずいぶん早めのパートで紹介するのね。メンバー紹介はラストのイメージだから。
アルバムを3枚出したことで、セットリストの組み方がどんどん広がるわけで、そりゃ客の予想なんて裏切りやすくなりますね。アグレッシブな曲なので、粂さんのギターが唸っているのが楽しい。
メンバー紹介はドラム、ベース、ギター、キーボード、ギタボの順で、割とシンプルに。今までに比べて、さらっとした感じがありました。たとえばすってぃは攻撃的なエフェクターを使って強めに自己主張することもあるけれど、アナログな音に徹していたため、落ち着いた凄みのようなものを感じました。それが今回のツアーのモードなのかもしれないな。
◆おもちゃの街
以前とは違ったピアノのアレンジな気がして、おもちゃのピアノが可愛く鳴っている様子が強調されているように聞こえたな。健太さんグッジョブ。私の感覚だから断言できませんが。
それに加えて、粂さんのギターがエモいから渋さも加わって、やっぱり今までとは違う「おもちゃの街」だったように思います。
あと、すってぃはファルセットのコーラスが少し苦手なのかなと感じているので、若干やりづらそうな顔をしていることがあって、「きゃわわん♡」と思って見てしまうのも萌えポイント。ベースゴリゴリに弾いている時とのギャップよ(オタク目線)。
◆Fantome
この曲がチョイスされたのも意外でした。楽器も歌も醸し出す空気も全て色気が漂っている。健太さんの高音コーラスがハマる。今回のバンドメンバーは、1stの曲が特にしっくりくるのかもしれないな。
続けて「次の朝へ」が披露されましたが、「Fantome」からの流れがピッタリ。「次の朝へ」繋げるための選曲だったのかな、とすら感じました。
◆次の朝へ
「2&5」ツアーで披露されなかったので初めてライブで聞きます。それなのに、何故かずっと前から聞いていたみたいな馴染み感。バンドサウンドも妙に重厚で成熟しているように聞こえて、不思議な感覚になりました。
アルバムで聞いた時はそこまでピンと来なかったのですが、ライブで聞いてこれはすごくすごく良い…!好きだ!と印象が変わりました。バンドマジック、面白いなぁ。
◆タイニーダンサー
小さなダンサーがくるくる空に舞っていくようなイメージがあるのですが、そのイメージを助長するようなキーボード?の音が鳴っていたのが気になりました。音源に入ってない気がするなぁ。可愛らしくもあるのに、終盤でものすごく力強くなるのがたまりません。ギターとベースがユニゾンしているのが好き。
◆魔法の鏡
曲に入る前にMCタイムがありまして、最後に宏介が「ここから先はXIIXのもっと深いところへ潜っていこうと思います」と言っていたので、「どこまで潜るのかな?」と期待が高まりました。
本編に入る前に、ギター2人とベースが向かい合って素敵なイントロを奏でていました。こういったライブならではのアレンジは、音の雰囲気から「あの曲だろう」とすぐに予想が付くこともあれば、裏切られることもあります。今回は裏切られた。想像力が掻き立てられて楽しい時間です。
スクリーンは赤が基調で、終盤に向けて爆発を思わせるような、カオスに渦巻いているようなイメージ映像。
◆アカシ
色んなアレンジで披露されて来たけれど、アナログと同期のバランスが最適に感じたのと、曲が育ってきたのとで、聞く度にどんどん輝きを放っているなと感じます。どんなパターンでも最強。終盤でベースが上がっていくのが毎回快感です。
◆月と蝶
「アカシ」からの流れが最高に気持ち良かったです。気がつくと、いつの間にか曲の熱量に引っ張られて思った以上に高揚する。この曲も、ライブで聞いてさらに良さを感じている曲。ライブでは、ダメ押しでアウトロを3回リピートするのが好き。
スクリーンには、赤くて巨大な月や、アゲハ蝶が大写しになり、曲の世界観をビジュアル化。
◆4:43 AM
◆曙空をみつけて
ここからしっとり聞かせるパートへ。
すってぃにスポットライトが当たって、セミアコベースの音色がメロディアスに鳴り響くのがとっても心地よい。スクリーンには星屑が瞬いていて幻想的です。
「SANITY」ツアーの渋谷(10月20日)では、スカパラの谷中さんがサプライズで登場してバリトンサックスとベースの素敵なコラボが実現しましたが、さすがに今回それはなかった。
そこから、向かい合って宏介がハンドマイクで歌い上げます。映像が星空から茜色の空へ切り替わって行くのが美しい。
「Fantome」もそうですが、「曙空をみつけて」も、宏介のボーカルが別人格のように感じます。より色気があって繊細でもあり力強くもある。
改めてアルバム「White White」が好きだなぁと思いました。2枚目も3枚目も好きだから順番はつけたくないけど、「White White」(初期)の曲がここに来て前よりもぐっとXIIXと一体化したのかもしれない、と思うなど。
◆まばたきの途中
「曙空をみつけて」の余韻を引き継ぐ、穏やかで美しいピアノと歌。1番は健太さんのピアノと宏介の歌のみ。以前もこのパターンはありましたが、宏介の歌の入り込み具合にぐっと来る。渋谷はどうだったか覚えていないのですが、六本木ではスタンドマイクからマイクを外してハンドマイクで歌っていました(ギター装着したまま、その場から動かずに)。
途中からバンドメンバーが加わりクライマックスに向けての盛り上がりがドラマチック。しかも、終盤で粂さんのスライドギターがまた素敵だったのよ、ギターが歌ってるのよ。こんなアイディアがあるんだなと、またXIIXの可能性を感じて楽しくなってしまいました。キラキラ光るミラーボールも美しかったな。
「4:43 AM」「曙空をみつけて」の時は、サポメンはその場でスタンバイ。粂さんも椅子に座っており、「まばたきの途中」も椅子に座ったままエモいギターを奏でていた。粂さんって、渡部篤郎的な渋みがあるな。
◆正者の行進
イメージが随分変わったなと一番強く感じたのがこの曲です。宏介とすってぃがおもむろに向かい合い、スタッフが運び込んできたフロアタムを叩くという衝撃の図。スティックをXにしてからスタートしたのは遊び心だろうか。ギターとベースの掛け合いはたくさん見て来たけれど、まさかタイコの掛け合いが見れるとは思わなかったよ。村の秋祭りに若い衆が駆り出されちゃった?みたいな、いきなり会場に祭り感が増したのが面白かったし、フレッシュでかっこ良かったです。
2人の掛け合いから、粂さんギターをきっかけに本編へ。しかも、Aメロも宏介は叩きながら歌っている。上半身を右に向けてタイコを叩きながら、顔は正面を向いて歌うギタボ(ギターは背負ってる)。そんな斎藤宏介の図を見ることになろうとは、誰が予想しただろうか。面白いとかっこいいのぎりぎりの線を攻めている感じがして、やられました。
重厚感のあるパワフルな曲ですが、2人のフロアタムが加わることで、妙に和テイストが強調されました。この曲、意外と和だったのね。ロックとかポップとかファンクをやっている人達が、いきなり演歌やっちゃうぐらいの方向転換を感じて驚愕。感覚的にはでっかい和太鼓が鳴っている感じがしたのです。アウトロも2人で叩いてバチッと決めており、鋭い音が会場に高らかに鳴り響き、空気がキリッと引き締まっていた。バンドのライブであまり遭遇したことのないシーンでした。
「2&5」ですってぃがピアノを披露したから、いつかドラムもあるかな?って思ってたけど、まさか2人でタイコとは。どういう経緯でこの演出を思いついたのか気になります。
なお、渋谷ではタイコ掛け合いの際に、背負ってたギターを落として壊してしまうというアクシデントがありました。ギター背負ってタイコ叩くなんて、やり慣れないだろう。すってぃが「厄が落ちたね」って上手いこと言ってました。
今回だけの演出だとは思いますが、見た目のパフォーマンスだけでなく、和テイストが強調された迫力サウンドが大変好みだったので、また聞けたら嬉しいなぁ。
◆No More
今回、2人がイチャイチャする(語弊)「LIFE IS MUSIC!!!!!」がセトリ入りしていなかったため、代わりにこの曲で2人がいちゃこらしていたよ(語弊)。すってぃが宏介に寄っていき、宏介がすってぃのベースの弦をにこにこしながらいじるという。なんか既視感もあるような、違うバンドで(笑)
◆うらら
粂さんのお陰で宏介がハンドマイクで自由に駆け回ることができるため、はしゃぎたい放題です。いたずらっ子の表情でキーボードをグリッサンドしたり、スティックでドラムにちょっかい出したり。渋谷ではハンディカメラでステージを撮影していました。聞きどころに加えて見どころが多くなる曲なので、見る方も大忙し。「2&5」の時も思いましが、あっという間に終わってしまう。アウトロを多めに回すのがライブバージョンならではでテンション上がります。
ファイナルの六本木では、「ま・た・ね」の後に盛大に銀テープが発射して大盛り上がり。「ま・た・ね」の後のドラム3連打が好きなので、そこをしっかり聞いて満足して緩んでいたところに、すかさず「パーン!」と派手なのが来たので、そのタイミングが絶妙でやられてしまったな。
◆あれ
「2&5」で私がもっとも衝撃を受けた曲ですが(何故なら間奏でまさか粂さんがあんなに前に出て来ると思わなくてかっこ良くて面白くて大興奮したので)、今回はちゃんと心の準備をして冷静に聞けたので良かったです、特に渋谷は3階席だったので、粂さんが後ろから前に出て来る軌跡をしっかり確認できた(笑)
その後に、ハンドマイクだった宏介がギターを携えギターソロを引き継ぐのも最高。
「うらら」「あれ」の流れは高揚します。宏介が、なんだか見たことのない激しい動きを見せており、その様子にまたこちらも楽しくなりました。
【アンコール】
◆フラッシュバック
対バンなどでも出番が多いし好きなので嬉しいのですが、アンコールのイメージがないのでちょっと意外。しかも、間奏でコール&レスポンス的な遊びがありました。よくファンクバンドがやっている、「one time!」「👏」「two time!」「👏👏」という掛け合いが繰り広げられるという。
確かに、間奏でこれをやるなら「フラッシュバック」のような後ろめビートの曲が最適です。
こういうお遊びはスクービードゥーや山下達郎のライブでしかやったことがなかったので、まさかXIIXでやるとは思わず、にやけてしまう。「2&5」の時のメンバー紹介もファンクバンドっぽいなぁと思って楽しかったけど、どんどんそっち寄りの要素が増えたらさらに面白いことになりそうです。XIIXの音楽はそういうグルーヴが似合うと思うので。
渋谷では、宏介が「誕生日の人!(啓ちゃんが誕生日だった模様)」「A型の人!」「AB型の人!」とメンバーに呼びかけて、該当者が音を鳴らしていましたが(該当者無しの時は無音w)、六本木ではすってぃが宏介も巻き込み、宏介も一緒に参加したのが楽しかったな。
なお、六本木では「2拍目が休みのパターン」という小難しいことが要求されました。「1・2・3!」の場合、「👏(2拍休み)👏👏👏」という具合。3つ数字を言うことで成立するゲームなのに、すってぃが4つ言うという無茶ぶりをしたため、メンバーもお客さんも混乱したのも良き思い出です。
◆All Light
「2&5」の時と同じく、粂さんがアコギなのも新鮮です。そしてライブアレンジならではのアウトロがエモい。やっぱりライブの終盤に似合う曲だなと思います。アウトロいつまでも終わって欲しくない、名残惜しい。
◆スプレー
イントロで、「今日はどうもありがとうございました」と挨拶をしたのが熟練のシンガーみたいな風格があって好きでした。
ユニゾンだと曲が速いから、「ようこそ!」「またね!」と短くてスピーディーな喋り方になるじゃないですか。XIIXでは優雅。もうだいぶXIIXの斎藤宏介に馴染みがあるはずなのに、今だにそのギャップに戸惑うことがあるから面白い。ギャップ萌え。これからもどんどんギャップを見せて欲しい。
同じハンドマイクでも「あれ」や「うらら」に比べると、勢いで突っ走る曲ではないし、言葉数も多くて難易度が高いと思われますが、どんどん歌い方が滑らかになって来て余裕が出ているなぁと感じます。
六本木ではついに「Yo!」を言っていなかった。すってぃと向かい合っていたので、もしかしてすってぃに言わせようかどうか迷った末、そのまま言わないパターンになったのだろうか(妄想)。
2人が中央のお立ち台で肩寄せ合ってこの名曲を奏でているの見ると、なんかもう本当に感無量とはこの事か、と。
◆魔法の鏡 w/内澤崇仁(androp)
渋谷のみ、XIIXの日と言うことでスペシャルゲストとしてandropの内澤さんが来てくれました。わーい!「魔法の鏡」の詞を一緒に書いてくれたご縁です。
前々からandropとXIIXは親和性が高いと思っていて(アナログもピコピコも自由自在でかっこいい、多様な音楽性)、「斎遊記」に内澤さんがゲストで来て一緒に演奏した時もすごく良かったし、「対バンしたらええんちゃう?(自分内の謎の関西人)」ってずっと思っています。
たまたまこの日、朝J-WAVEを聞いていたら内澤さんとギターの佐藤さんがゲスト出演で生演奏をしていて、「やっぱりXIIXとandropは相性良いなぁ」と思っていたところだったので、内澤さんの登場がタイムリーで大変嬉しかったです。
XIIX福岡公演の際、andropも福岡でライブをやっていたので宏介が遊びに行き、XIIXの日に出てくれないか打診したそうです。「一蘭」で(笑)(1人1人パーテーションで仕切られている、会話のし辛いラーメン屋)
3人で「魔法の鏡」を披露してくれました。内澤さんはハンドマイクで。一緒に歌うとなるとキーがだいぶ違うなぁと感じます。この曲、作曲はXIIXですが、内澤さんが歌うとなんだかandropの曲のようにも聞こえて面白いなー。
MC
覚えていることだけ(あまり覚えられない)。
渋谷では、お客さんの温かな拍手に対して、「みんなにお寿司奢りたい(笑)」と嬉しそうな顔で冗談をかましていた宏介。感謝の気持ちを表現するのに、お客にお寿司を奢りたいって言い回しが秀逸。人懐っこさとユーモアがあって、極めて宏介らしいセンスに惚れるね。
10月20日はXIIXの日なので、毎年ライブやったり曲をリリースしたり、何かをやる楽しみができました、と話していました。確かに、バンドの結成日は周年ごとにイベントをやることが多いですが、毎年そんな日が自動的に設けられるのはファンとしても嬉しい。でも、そのうちネタ切れになるかも、とも(笑)
宏介の親友、金井くんは毎年BIGMAMAの日(母の日)に何かしらやっていると思うので、困ったら金井くんに相談するのはどう?
ファイナル六本木では、宏介に感想を聞かれたすってぃが、「言っちゃっていい?」と、わざとらしくフラグを立てたので笑ってしまった。宏介が「それ6回ぐらい聞いた(笑)」って突っ込んでいましたが、「今日のために生まれて来た✨」とすってぃが宣言するのが、すっかりツアーMCのネタと化しています。
六本木では、すってぃから宏介にライブ当日の朝に新曲が送られて来たというホヤホヤのエピソードも明かされました。すごい、ツアーファイナルの朝に、さすがすってぃ。良いムードでツアーを回れていて、フル回転しているからこそだ、と話す2人。そういうモードってあるんだろうなぁ。絶好調ですね。
セットリスト
「2&5」でやらなかった曲もまんべんなくチョイスされていてバランス良い。「次の朝へ」が初披露だった代わりに「White Song」がなかったね。
1stの「ilaksa」も「Saturdays」もいつでも待ってるー!(聞きたい)
ファイナルで発表になった次のお楽しみ。来年3月かぁ。遠いと思っちゃうけど、きっとすぐかも。ガーデンホールって、SKY-HIゲストの「SK's Session2」以来かな? ゲスト誰かしら。わくわく!
六本木EXシアターは会社から近いので歩いて行きました。道中に東京タワーを見ながら、脳内に「月と蝶」が流れていた。XIIXは都会の夜景とマッチする。
2023年に観たXIIXのライブ
・03/01 XIIX presents Eleven Back vol.1 w/Kroi @O-East
・05/05 VIVA LA ROCK 2023
・07/28 XIIX SUMMER STATION 音楽LIVE@六本木ヒルズアリーナ
・08/09 XIIX LIVE TOUR 「2&5」@Zepp Shinjuku
・10/20 LIVE TOUR 『XIIX』@LINE CUBE SHIBUYA
・10/24 LIVE TOUR 『XIIX』@EX THEATER ROPPONGI
ツアーは遠征しなかったので、今年は少な目かもしれない。でも十分楽しく豊かな音楽体験をもらえました。アルバム発売もとても嬉しかったしね。充実の2023年。
鹿野さん、来年のVIVA LAにもXIIX呼んで下さい。
もっと進化しているに違いないです。