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内省の技術:自身に問いかける

前回は「自己理解を深める」ために、「意見」「経験」「感情」「価値観」の4つに切り分けて可視化する「認知の4点セット」を紹介した。「認知の4点セット」といったある種のフレームワークを活用することで効果的が内省できるようになり、自己理解を深めることができる。

なぜ、フレームワークが効果的だろうか?

これは、独りでは気付き切れない観点を考えることができるフレームワークの特性のおかげである。ただ内省しているだけでは「感情」「価値観」について思考を深めることは難しい。つまり、フレームワークによって「感情」や「価値観」について強制的に考えることによって思考の幅を広げることができる。

フレームワークを活用することのメリットは上述のとおりだが、デメリットもある。
定期的に内省を実施しているとフレームワークの決められた型にはまった思考しかできなくなることである。

では、どのようにすれば思考の定型化の罠を抜け出すことができるだろうか?

フレームワークとは先日たちや自身が練り込んだ良質な問いかけである。フレームワークという良質な問いかけを自らに問いかけることによって思考を深めていると言える。
良質な「問いかけ」のバリエーションが豊かになれば、内省の質を向上させることができる。

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