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【詩】ゴーレム(幻獣詩篇:7)

万物を粘土細工のように
自由自在にねて像にする
男の出てくる絵本をかつ

あらゆるものを自由自在に
透過するうるわしい躰を持った
少女が寄り添う漫画をかつ

聖書に記された文字の配列を
自由自在に組み合わせて下僕げぼく
創造を試みたカバリストがかつ

第一の書物は失われた
第二の書物は未完であった
第三の原本は解読不可能であった

全ての創意はこれを踏まえ

「無限の知恵に息吹を与えられた、
書物においては、何ひとつ
偶然に委ねられてはいない」

全ての詩はこれいしづえ

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