数字のインパクトについて考える
ついさっき「メレンゲの気持ち」に人気ユーチューバーのフィッシャーズが出演していて
「100」という数字ははインパクトが大きいという話をしていた。
100回やってみたとか
100個食べたとか
幼少期の記憶に心当たりがあった。
「もしウソだったら1000万円払う?」
「いいよ」
「じゃ一億円払う?」
「いいよ」
ここでひねた幼児だった私は意地悪な考えが浮かぶ。
「じゃ100万円だったら?」
「あ、やだやだ」
やっぱりな
とひねた幼児は思った。
このおともだちは日ごろ「ひゃくまんえん」を連発していたので、きっとこの世の中で「ひゃくまんえん」が一番高いと思ってるんだろうなと実験してみたわけです。
こーした、ひねた思考や体験から自分はアタマがいいと思いこんでしまっていた私は「隠れ●●●●●ー」だとうことに無自覚なまま数十年が経ってしまいました…なんてことは置いといて、このように数字のインパクトと言うのは必ずしも数理的な理屈だけでなく、時に五感に錯覚をおこさせながら効いてくるものです。
ド定番なのは
1980円
980円
といったキリの悪い数字。
これが1999円だったりすると、1円くらいで割り引いた気になってんぢゃねーよと恩着せがましくなってしまいます。
消費税3%が導入されたころには税込みで1000円を出ないようにと970円という試みもちらほらあったりしましたが定着はしませんでした。
やっぱり字ズラとか響きとか、慣れとかどうしようもないものがあるのでしょう。
レモン20個分のビタミンCとかの表現も
「レモンのビダミンCが一番多いというわけではない」
という物知りさんのツッコミがあったところで、なかなかすたれません。
東京ドーム5個分に至ってはほとんど体感も想像できてないはずですが、なぜかインバクトはあります。
これがネーミングのための数字となると
98よりは99のほうが使い勝手がいいかもしれません。
交響曲第五番より「運命」のほうがポピュラーですが
交響曲第9番は僅差で第九が「歓喜の歌」よりポピュラーではないでしょうか
シャネルNo5はなんとなくわかりますが
4711になるとなんだかわかりませんが普及してしまうとありがたい感じがします(笑)
そう
名前は勝てば官軍負ければ賊軍なところがあるので、そこらへんの評価には注意が必要です。
ちなみにオーデコロンはケルンの水という意味です。
「華氏451」
は焚書ものデストピアSFで書物の自然発火温度ということです。
日本は摂氏なので想像しずらいですがボンジョビのセカンドアルバムは邦題をつけられることなく
「7800°ファーレンハイト」
でした。
これは岩(Rock)を溶かす温度といいますが、岩といってもいろんな成分があるでしょうからテケトーな数字でしょう。
ロックなネーミングでいうとヴァン・ヘイレンのアルバム「5150」は警察の隠語から。
ちなみにgoogleで換算してみると
華氏451度は摂氏では232.7℃
って意外と低いですね、
7800は摂氏4315度。
1000℃越したら大抵のものは溶けそうですが。
温度とネーミングといえば
「4℃」という名前のアニメ制作会社やジュエリー屋さんがありますが
水の密度が一番高くなる温度だとか。
こういうちょうどいい分かりにくさは知性をアピールできますが
これがややこしすぎると
「知らんがな」になってしまいます。
映画『殺し屋ハリー/華麗なる挑戦』の原題は
99 and 44/100% Dead
と、なんか意味ありげな数字ですが
これはプロクター&ギャンブル社のアイボリー石鹸の広告コピー
「99 44/100ピュア」のパロディなのでアメリカ人なら気づきます。
(うちの在庫にあったアイボリー石鹸のパッケージにも印刷されてました)前にも書いたように「背景」は重要です。
さて数字でインパクトといえばミュージカルのこの曲でしょう。
525600の意味を考えてみましょう
電卓があれば簡単ですね
誤字脱字が多すぎる!
(今、3か所直しました)
隠れ~なもので…
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