鬱病にさせた?2
前回までのあらすじ
ーーーあんたはキツいから
母親のコトバがいつまでも木霊します。
言われたのは初めてでもありません。
いつも憐れみを込めて言われます。
ーそうだ。わたしのキツイ言い方・態度などでKくんを追い詰めてしまった。。。
ーどうしよう、どうしたらいいんだろう?
働けなくなったKくんを、なんとかしようとわたしはあちこちの精神科を調べては勧め、Kくんの合いそうなところに行ってもらいました。
診断は適応障害でした。
毎日、「生きていても楽しくない」と言っていました。
わたしがKくんを追い詰めてしまった。
Kくんと心中もありか。とも思いました。
仕事は辞めてもらいました。
お金をなんとかしないとなりません。
わたしがメインにしていた女性の多い会社では、当時パートとして勤めていましたが、女性社長にKくんのことを相談すると、わたしの扶養にできるということでした。そして、なんなら一緒に働いてもらってもいいよ、と言ってくれました。
でもKくんと毎日話をする中で、新たな事実が発覚しました。
借金が100万くらいあって、毎月リボ払いをしていると言うのです。
わたしは頭を抱えました。リボはまずい、リボは。。。。
そして気が進まないながら、母親に再び電話をしました。
ー100万ほど、貸してください。。。。
親もどう都合をつけてきたのか、お金は借り慣れているのか、100万円が振り込まれてきました。
せっかくそれまで毒親とは知らないままにちゃんと親と距離が取れていたのに、自ら近寄ってしまいました。
精神科でも本当のことを言わなかったKくんの生きづらさは、実は全然別のところにありました。それはつい最近になってやっと発覚することになりますが、Kくんを責めることはできません。
お金を借りたことで、わたしはますます母親に追い詰められていきます。