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スポーツ栄養士を目指すうえで、大事なこととは?講義での心掛けとメッセージ

Ascenders Collegeの講師は、今も現役でスポーツ界の仕事を担うトレーナーや栄養士ばかり。なおかつ、これから同じ業界を目指す“同士”の育成に熱い思いを持った先輩たちだ。このnoteでは、そんな講師の一人ひとりの声を紹介。第6回は、様々な形でスポーツ栄養に携わり知見を蓄えてきた、三好友香さんを訪ねた。


Q.現在のお仕事を教えてください。

製菓メーカーのトレーニングラボで、アスリートのサポートを担当しています。主に個人競技の選手を担当していて、トレーナーなどの専門職と一緒になって競技活動の充実を支えています。

その他には母校の非常勤講師、Ascenders College講師、ミールキットの監修、肥満児のオンライン栄養指導、遺伝子検査のフィードバックなどを担当しています。

Q.スポーツ現場を目指したきっかけは何ですか?

食とスポーツが好き、という自分のタイプを踏まえたときに、スポーツ栄養という両方が合わさったような仕事があることを知りました。それを知ったのがちょうど高校生の時だったので、栄養士が取れる大学に進学して。


就職も神戸にあるスポーツクリニックと、有難いことにスポーツ分野に関わるチャンスをいただきました。そこではチームのサポートを担当していたのですが、4年目のときに転職して、現在に至っています。



Q.Ascenders Collegeで講師をするうえでは、どんなことを大事にしていますか?

病院などと違って、スポーツ栄養士が主に担当するのは“健康な人”です。だからこそ、他の現場以上に「これが正解」というものが存在しないと思っています。

そのため講師としても、幅を持たせた伝え方と言いますか、色々な観点やアイデアに触れるきっかけを作りたいと考えています。決してこうしなさい・ああしなさい、ではなく、引き出しが増える働きかけを心掛けていきたいです。

実はこうしたことも、現場に出て初めてわかったこと。仮に自分も最初からわかっていれば、と思う瞬間があるので、講義では「そういう考え方でいいんだよ」と、皆さんへ心構えを伝えられたらと思っています。


スポーツ栄養指導の様子

Q.スポーツ栄養士になるために、必要だと思うことはどんなことでしょうか?

Ascenders Collegeにいらっしゃる方は当然勉強をしに来てくれていると思うのですが、“学ぶ”というスタンスにとどまらず、どんどん活動をしていってほしいと思っています。


講義はどうしても受け身になりがちです。ですが、実際の現場は知識を付けただけでは必ずしも立ち行かないことがあります。だからこそ、失敗を恐れずどんどんチャレンジしてほしい!まだあんまりスキルがついてないから…ではなく、積極的に現場へ出てみて欲しいです。


Q.受講生を始め、スポーツの現場を目指す人に向けて、アドバイスをお願いします!

1つ前の回答と少し重なりますが、「まずは経験を1つ積む」

スポーツ栄養の道に進むうえで、何かアクションを起こしたか・起こしてないかでは大きく変わってくると思いますし、自分がやっていることを具体的に言えるようになるチャンスです。


現場が見つからない、という人も、大学の先生に相談してみたり、身近な人に何か繋がりが無いか聞いてみたりすると、意外と紹介してもらえる場所が出てくることがあります。


それに付随して、セミナーやスポーツ栄養の学会、あるいはトレーナーの学会に出てみると、誰かしらがスポーツ栄養士を探していることがあります。だからこそ、自分から人が集まるところへ出かけて、人脈をつくっておく。そこで良いイメージを持ってもらうことができれば、仮にその瞬間は案件が無くても、あとで声をかけてもらえることだってあるからです。


少しずつでも、そうやって行動を起こしてみることが未来の可能性に繋がっていくと思うので、これからも一緒に頑張っていきましょう!



アセンダーズカレッジではスポーツ現場で活躍する人材の育成を行なっています。スポーツ現場で活躍する講師も在籍しています。

スポーツ現場で活躍したい方やアセンダーズカレッジについてぜひお気軽にお問い合わせください!

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