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私がスポーツ栄養士になるために“頑張り時”を作った話。
Ascenders Collegeの講師は、今も現役でスポーツ界の仕事を担うトレーナーや栄養士ばかり。なおかつ、これから同じ業界を目指す“同士”の育成に熱い思いを持った先輩たちだ。
このnoteでは、そんな講師の一人ひとりの声を紹介。第5回は、公認スポーツ栄養士として「フードマネジメント」などの講義を担当する乳井優生さんを訪ねた。
Q.これまでどんな現場を経験されてきましたか?
大学を卒業してすぐは、フィットネスクラブに就職しました。ただ、いち早く公認スポーツ栄養士の資格を取りたかったことから、その勉強や実習と両立のできる仕事を探していました。
それで思い切って、講習を担当されていた先生に「公認スポーツ栄養士に早くなるにはどうしたらいいですか?」と質問してみたんです。すると「今の経歴だと、勉強を積んだところで書類が通らない。病院勤務のように経験を積んできたことが示せるものが必要」とアドバイスいただいて。
本当にそれを鵜呑みにして、病院で3年間働きました(笑) そのおかげか、本当に一発で公認スポーツ栄養士の試験に合格することができたときは嬉しかったですね。
病院を退いてからはスポーツ栄養士としての仕事を本格的に始め、それと両立のできる会社にも勤めていました。
途中で産休・育休もありましたが、そういったライフスタイルの変化のなかでも続けられる形を模索し続けました。
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Q.スポーツ現場を目指したきっかけは何ですか?
昔から料理が好きで、味にもこだわりがあったので、それを知った祖母が私に栄養士を勧めてくれました。さらに調べていくと、スポーツ栄養士という仕事があることも知って、「スポーツをしている人をサポートするのって素敵だな」と。
中学3年生のときにはスポーツ栄養士になろうと思っていたので、高校になる頃にはあえて苦手な理系を選択して、選手のサポートを学ぶために野球部のマネージャーにもなりました。
マネージャー活動の中では、補食のおにぎりを作ったり、スポーツドリンクについて勉強したり…その頃からできることは積極的にチャレンジしていましたね。
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Q.選手のサポートをされていた時の1日のスケジュールを教えてください。
私は産後9か月で復職してから、二人のプロスポーツ選手を担当していました。
朝は8時半に娘を保育園に送り届け、帰宅してサポートへ行くための荷物を持ったら電車に乗り、食材の買い出しを済ませながら10時半にはご自宅で調理を開始できるようにしていました。
私が担当していたのは作り置きだったので、リクエストいただいた日数などに合わせながら用意をして、15時くらいまでには終了。再び電車に乗って戻り、娘を迎えに行っていました。
こうして時間は限られていましたが、電車の中でも献立を考えたり、寝かしつけが終わったらレシピシートを作ったり作業工程を組み立てたり。なんとか時間をやりくりして乗り切っていました!
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Q.Ascenders Collegeの講師にはどんな思いを持って臨まれていましたか?
私が学生時代や社会人の駆け出しの頃を振り返ると、仮に“スポーツ栄養を学びたい”と思えども学ぶ場所がなかなかありませんでした。自分で行動してなんとか機会を得る、といった状況ですよね。
だからこそ、Ascenders Collegeのように学ぶ場所があるなら、それを大事に育てていきたいなと。
決して「自分たちの時はこういう場所が無かったんだから、自分でなんとかしなさい!」なんてことはなくて(笑)、むしろこの業界が発展していくためにも、今後スポーツ栄養の道を志す人がモチベーションを維持できる環境をお手伝いしたいなと思っています。
あとは私のように子育てをしながら働く姿を見せることで、スポーツ栄養士にも色々な働き方があることを示せたら嬉しいです。
会社員と並行していたこともありますし、そういう経験を伝えることで、他の誰かにとっての“スポーツ栄養を諦めないきっかけ”になれたらと思っています。
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Q.Ascenders Collegeで学ぶ受講生へメッセージをお願いします。
受講生の話を聞いていると、「もう少し知識が身に着くまで」「料理スキルがついたら」「自信がついたら」と、挑戦することを躊躇する人たちを見かけます。でも私が思うのは、“実践してみることで踏み出せる一歩って、かなり大きい”ということなんです。
だからこそ、現場の方から「チャレンジしていい」と言ってもらえているのなら、思い切ってチャレンジする勇気を持ってほしいなと。そこで得られるものって、自分が思っている以上に大きいはずです。
それともう1つは、“頑張り時”を自分の中で作ってみてはどうかなということです。私も病院に勤めていた3年間はとにかくがむしゃらでしたが、そうやって“今だ!”とギアを入れる時期があってもいいのではと思うんです。その最中は大変かもしれませんが、いつか「あそこで頑張っておいて良かったな」と思えるときが来るように感じています。
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