フニャケタヒ

ふにゃらふにゃらと
こたつの中

ふにゃらふにゃらと
はいだして
窓から見える空を眺める

空の上
とけた綿菓子広がって

風に押されて
鳥がゆらゆら
広がった羽は広げたまま
なすがまま

窓から差し込む
陽射し
暖かく
心が緩み
床と一体化

溶けた私は
暖かく
猫たちには心地よいらしい

私の体は
猫の敷物になり
猫たちの囁きを受け止める

ゆらゆら揺れて
夢の中

猫の寝息は子守唄

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