自由詩 2022.11.24. 2
空っ風が吹き抜ける
自転車のペダルに力を込める
冷たい風にさらされたほっぺたは
すぐ真っ赤になる
手袋を取り
真っ赤なほっぺたと手を
缶コーヒーで温める
ふーっと
一息
吐き出した息は白い煙になって消えていく
缶コーヒーはすぐつめたくなった
手袋をつけ
サドルにまたがり
よし!と力を入れて
地面を蹴る
負けるか!
小さい声でつぶやいて
走り出す
北風と私との一騎打ちだ!
空っ風が吹き抜ける
自転車のペダルに力を込める
冷たい風にさらされたほっぺたは
すぐ真っ赤になる
手袋を取り
真っ赤なほっぺたと手を
缶コーヒーで温める
ふーっと
一息
吐き出した息は白い煙になって消えていく
缶コーヒーはすぐつめたくなった
手袋をつけ
サドルにまたがり
よし!と力を入れて
地面を蹴る
負けるか!
小さい声でつぶやいて
走り出す
北風と私との一騎打ちだ!