船を漕ぐ

陽だまりが
暖かく
心がほんわか
ふわふわ
浮かび上がり

暖かい陽射しに
こっくりこっくり
船漕ぐ

船のような雲に乗り
辿り着くのは
何処かしら

流れる雲達に
挨拶して
ご機嫌よう

なんて
手を振って

ちょっといい気持ち

ぶわぁ〜と
強い風が吹いた

船は転覆して
投げ出され

そこで
目が覚めた

見上げた空
太陽が笑っていた

なんでもない
風景の中
陽だまりの中で
「夢の旅」をした