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キレないためのボックス・ブリージング

キレた人とは、改めての話し合い(?)で、
社会人としての修復はできました。

私を見る目がヘコヘコしてたので、
きっとこれからは時間を持て余しても、
相手に私を選びはしないだろう、という確信を持てたことが勝利の兆し。

キレていいこともあるものだ、と考え直した爽やかな朝。

とは言いつつ、この調子では「キレて反省し」の繰り返し。

(絶対キレないだろう、という感じの上司に、アドバイスを貰おうか)
と思ってたところ、なんと向こうから似た話を出して来たので驚いた。

上司は、指を組んでも、腕を組んでも、右指、右手が下になる、
つまりバリバリの理論派。

「絶対、キレることないですよね?」

「いや、俺だってキレるよ」

とは言え、状況と相手の把握次第でも違うので、
「キレないようにするにはどうすればいいんですか?」との問いに、
あれこれ知識と経験を披露した後、
ボックス・ブリージングと呼ばれる呼吸方法を教えてくれた。

感情をコントロールする方法3:ネイビーシールズの呼吸法
アメリカ海軍の特殊部隊・ネイビーシールズは、強烈なプレッシャーやストレスにさらされた状況でも警戒心・集中力・落ち着きを保つために、
ボックス呼吸(Box Breathing)」と呼ばれる呼吸法を取り入れているそう。やり方は次のとおりです。

  1. 4秒間かけて息を吸い込む

  2. 肺の中に空気が入った状態で息を止め4秒間キープ

  3. 4秒間かけて息を吐き出す

  4. 肺を空にした状態で息を止め4秒間キープ

「要はさ、息を吐かずにまず吸う癖を付けたらいいんじゃないか?
息を吐いたら波に乗るように、言葉まで吐いてしまうからさ」

なるほど。

16秒は長すぎるので、吸う癖をつける。

(なんなのよ~)と思ったら、ともかく息を4秒吸ってみる。

これなら私も出来そう。

しかし、息を吐いたとたん言葉が出そうになるので、4秒止める。

都合8秒なら、なんとか大丈夫そう。

もし次に言葉を吐き出したくなっても、息を止めたことで、
生きるために次は酸素を吸わなければいけない気持ちに追い込まれる。
息を止めたあとに吐いてから、さらに吸わなければ目的に到達しない。

ここで、人間はふたつのことを同時に感じ取れることができないので、
生命の危険を感じる方を優先する、という単純な理屈が生きてくる。

①死にそうなので、酸素を吸いたい
②頭に来たので、罵詈雑言を叫びたい

これはどう考えても、①の方が生命を脅かしてることこの上なし。

頭に来た偏差値高い人の言動を、うんこ(クソを丁寧に変換)だとすると、
うんこの言動は私の生命を脅かさないが、臭いので鼻をつまみたくなる。

鼻をつまんで目も閉じないと、
うんこの微粒子が私の粘膜にくっついてしまう。

そのくっつきを防ぐためには、離れていなければいけない。

離れていれば、お喋りも届かないので、深呼吸に集中しなければならない。

現に、私がキレてしまったことで、「しつこく女々しい人」から、
「ヘコへコするうんこ」に変わってしまった。

これからこのイメージを想定して、人間関係の摩擦予防に生かそうと思う。

「この人はうんこ」と思ったら、快適な空間を保つために取る距離、
パーソナルスペースを自らで広げられる気がしてきた。

離れたスペースなら、息を吸っても臭い匂いは感じないと思う。

いいこと思いついちゃった。


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