啓蟄にひらく人生の扉*ミツバチとハエと花と実と
なぜ(アインシュタインが蜂?)と思ってはいたけど、ずっと信じていた。
父の親友が養蜂家で、それも普通に会社経営をしていて、
趣味の範囲でおこなっていたのに、どんどん趣味の方が忙しくなり、
忙しさの理由はミツバチの減少にあると、年を経るごとにぼやいていたからだ。
それに、あちこちへの蜂の貸し出しも忙しかったからだ。
4年で絶滅説はどうかとは思ったが、
一桁で危うくなりそうなことは確かだ。
デルフィニウムとかのイングリッシュガーデンにありがちな、
大ぶりの洋花には心惹かれるが、話を聞くにつれ、
ミツバチの好きな小花を好んで植えるようになった。
ブッドレアのような小さな花がまとまって咲くような樹木や。
先日テレビで苺農家のビニールハウスが取り上げられていた。
なんとハエが受粉しているという。
我が家は来るべき食糧難に備え。。。というほどでもないけれど、
一本でなる桃や、一本でなる小さなサクランボの木を植えている。
もしかしたら味は今ひとつかもと思い、大好きなイチジクの木も増やした。
桃栗三年柿八年などというが、いまだ花をつけても実が付かない。
竹製の耳かきでこちょこちょした方がいいのかも?と悩んでいるところ。
そう言えばリンゴとプルーンの木も植えたんだった。
ナウシカの影響で、クコの実も植えて、昨年から可愛い花が咲いている。
本物の実は、どんな色の赤だろう。
出来るならビワか杏の木も欲しいところだけど、
(いつまで生きるつもり?)と、自分に問いかけてしまう。
万が一蜂がいなくなっても、なんとかなりそうな気がしてきたから。
でも天然蜂蜜が無くなるのだって困るし。
風が当たらないところのつる薔薇、サマー・スノーが、
黄緑色の若葉を、わさわさと音を立てるいきおいで増やしていて、
なんだか心が落ち着かないこの頃。
音楽専用にした古いiPhoneでお気に入りの曲を聴きながら、
乱れた枝の誘引をしたり、石拾いをしたり、草を片づけたり、
今日は健康な生活を懐かしく取り戻した気分。
晴れた気持ちのよい日は、
花やかごを抱えた、昔から農婦だったようなおばちゃんでいたいなぁ。
I say it's sad to get a weak.
You say it's hard to get older.
And they say that life has no meaning.
But I still believe it's worth living.