日常にゆとりと充実感を得る方法
12月のよく晴れた日
地域の公園のフェンスにはカラフルなクリスマスの装飾がされており
夕方16時ごろからライトアップされる公園や街並み
クリスマスムードも高まってきた時期の出来事です
私はいつもどおり息子を保育園へと送った帰り道
一人で車に乗り帰宅中でした
目の前の赤信号に向かって徐行し 最後尾の後ろに車をつける時に
小学3年生くらいの一人の少女が目に入りました
6m程の小さな交差点
少女の目の前の信号は 私と同じ赤信号です
私はブレーキを踏みスピードを落とします
最後尾の後ろに車をつけようとトロトロと運転すると
歩いていた少女は私と並走する様に走り始めました
70mくらい手前から全力で走り出しました
少女は次の青信号で横断歩道を渡りたいようです
『子どもって元気だなぁ〜』と 見守っていると
横断歩道の5mほど手前で反対車線が赤信号になりました
『あ、次の青で渡れそうじゃん!良かったね〜』と 眺めていると
少女は走ることを辞めません
全力で青信号を渡る為に 真っ直ぐ走って行きます
そして
青信号になるのと同時に横断歩道に飛び出して
あっという間に小さな交差点を渡り終えました
6mほどの小さな横断歩道です
走り抜いた少女はやっと立ち止まり はぁはぁ と息を切らせながら
両手を両膝に当てて下を向き 呼吸を整えていました
「目標」ってそういうものなのかもしれない。
私は はっとさせられました
細分化すれば その少女は
目的地まで進む為に歩いていて
目の前の交差点を次の青信号で渡る目標を立て
次の青信号で必ず渡る為に70m手前から走る計画をし
全力で走る行動をした
横断歩道を渡る前に次の青信号で渡れる可能性が大いにあるにも関わらず
「次の青信号で渡る目標」を叶える為に走ることを辞めず走り抜いた
『そう言うことか。』
目標 は叶えるまで 叶え始めた時と同じくらい頑張って追い続けるべきなんだ
人生もそうかもしれない。
もし私が70m先にある交差点を渡る為に 全力で走り出したとして
横断歩道を渡る前にもうすぐ青になると分かれば
私は " 全力 " で走る事をやめ ゆっくりと青信号を渡っただろう
だって、全力で走るのは疲れるから。笑
目の前の信号を渡る前から
次の青信号で必ず渡れると分かれば
" 全力 " で走るのはやめて 歩き出す人が多いだろう
でも少女はやめなかった
生活の中に散らばる「小さな目標」
日常生活をするうえで
やるべき to do = 小さな目標 が たくさんあると思います
「人生の目標」と掲げると不明瞭な未来も
生活していれば 日常の「小さな目標」はすごく具体的にたくさん出てくるでしょう
例えば
・今月中に裏庭の大掃除をしよう
・この資料を午前中に終わらせて提出しよう
・15時までにこの図面を描き終えよう
・帰宅して18時までに炊飯器のボタンを押そう
・子どもの寝かしつけをして21時からのドラマを見よう
とか
この「小さな目標」にもう少し " 全力 " で行動してみたら
もう少し時間にゆとりができて
近々手をつけたかった to do に裂く時間ができて
いつもより充実感が得られるんじゃないか と
そう思い知らされた出来事でした