考える葦??
シルベスター・スタローン主演の映画「デモリションマン」で、敵役を演じたウェズリー・スナイプスが発する言葉です。
「人は考える葦(あし)である」と言ったのは1600年代フランスの思想家パスカルさんらしいです。
人は外部からの力によって簡単に折れる弱い存在、しかし考える存在。
パスカルの言っていることと、「デモリション・マン」のセリフと本質的には同じことかもしれませんね。
ところで、このパスカルさんですがWikipediaによると…哲学者、自然哲学者、物理学者、思想家、数学者、キリスト教神学者、デカルト主義者、発明家、実業家である…って、すんごい方です。
ちなみに「デモリション・マン」は1993年の作品。
事件解決の為にはビルとかを壊しまくる警察官という実にアホな描写がド派手です。
一方で、犯罪者の洗脳更正も含めた清潔なシステム化によって、人が人らしさを忘れた社会と、アンダーグラウンドで人らしく生きる人々の社会が描写されている秀作だと思います。
人らしさにはアホな部分も必要だよ、というテーマが根っこにあったのかもしれないと、今更感じています。