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おしゃれ恐怖症

おしゃれはお好きですか?私はとても好きです。

今日は街の本屋さんへ行って、ファッション誌を一通り眺めてきました。素敵な人の素敵な着こなしを見るのは、やはり楽しい。

ですが、同時に私はおしゃれ恐怖症でもあります。

好きなジャンルはもちろんあります。(伝わるかわからないけれど、雑誌のFUDGEとかCLUELのような、トラッドスタイルがとても好きです。)ただ、どうしても自分が着るのには躊躇ってしまうところがあるのです。

この4年間、見ず知らずの土地で一人暮らしをしてきましたが、出かけるとなぜか私のファッションに関する「悪口」や「陰口」を言われるのです。それも、全く知らない相手から突然に、です。

私はひとりでどこへでも行ってしまいたいタイプなので断然、単独行動派なのですが、「悪口」を言ってくる人たちは皆、決まって集団です。反対に、一対一で面と向かって言われたことは一度もありません。

もちろん相手にはしませんけども、やはり傷つきます。悔しくて半泣きになりながら帰ったこともありました。怖くて「これはもう二度と着れないな」と押し入れに仕舞い込んだお洋服が何着もあります。

「自分の好きな服を着ればいい」とか「ファッションは自己表現だ」とかどこかで耳にした気がするのですが、あれは幻だったのでしょうか?

元来、自分を表現することが苦手な私にとって、おしゃれはチャンスだったのに。
今ではすっかり怖気付いてしまって、心から楽しめなくなってしまいました。

現代は「個性」を大切にする時代に差し掛かっているらしいですが、いったいどこまでが本当なのでしょうね…そうやって個性、個性と騒ぐこと自体がただの流行りなのではないだろうかと思ってしまいます。きっといつかみんな騒ぐことに飽きたら、また「こうあるべきの時代」が来るに違いない…

最後に、個人的にとても救われたりゅうちぇるさんの言葉をお借りして、このお話を締めくくろうと思います。

“(中略)だから僕はお洋服が大好きだし、ファッションにもすごく興味がありますけど、人にダサいと言ったことはありません。なぜなら人にダサいと言うのって、自分の理想を当てはめているだけだと思うから。そんな自分に問題があることに、まず気付いてほしいと思います。”

WITH Online   ryuchell「心のガス抜きしとく?」より
https://withonline.jp/people/ryuchell/8GsOH

ここまで目を通してくださって、ありがとうございました。
それでは、また。


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