筋トレで解決していますか? 1 Ayako Ojio / アントロワ / ベースエクササイズ 2021年3月19日 14:41 少し前に体幹トレーニングが流行りました。(今もかな?)そして最近はインナーマッスルという言葉も、テレビなどでよく聞くようになりました。バレエでも体幹を強く保つことが必要なので、体幹トレーニングはとてもいいと思います♪今日お伝えしたいのは、この筋トレについて。【あなたが抱えている問題は筋トレで解決するのか??】ということについて、私の経験を例に見ていきたいと思います。❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎まず、私の経験を聞いてください。私は小さい頃から、どちらかというと運動は得意でした。バレエは3歳から始めましたが、柔軟もアンドゥオール(ターンアウト)という脚を外に回すことも、元々は特に何も意識しなくても出来ていました。ジャンプも得意だったし、回転もそれなりに回れる。それなりに動けてしまっていたので、小学生の頃はコンクールで賞をいただくこともありました。でも、受験を経て高校生になった位から、柔軟で苦手なものが出てきたり、アンドゥオールも前みたいに開かなくなり、骨盤の骨が痛くなったり、股関節に違和感を覚えることが出だしました。そして気づいたらO脚になっていました。こうなってしまった大きな原因は【バレエの基礎を丁寧に訓練してこなかったこと】で、自分のせいなのですが…❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎高校生の頃に外部のバレエセミナーを受けたことがきっかけで【体の使い方】の大切さと【筋トレ】も必要であるということを学びました。というのも、セミナー前に骨盤の骨が痛かったのに、セミナー中は痛みが出ず、寧ろ治ったからです!そして【引き上げ】【内ももを使う】【足裏】という言葉は、お恥ずかしながら高2で初めて知りました。それまで筋トレなんてしたことなかった私は、『筋力が足りていないから筋トレを頑張ろう!』と意識が変わりました。❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎その後どうなったでしょうか??【引き上げ】が全然分からず出来なくて、とりあえず腹筋が強くなればきっと出来るようになると思い(セミナーでも言われてたし)、起き上がってくる腹筋を頑張りました。毎日100回とかやったこともあります。頑張ったな〜笑その後も、整体に通う・ピラティスを習う・自分で調べたものをやってみるなど、色々やってきました。でも最終的には【筋力は確かに高まった。だけど、体のしなやかさは減った。しかも、バレエってこんなに力を使って辛いものだっけ?】と疲弊していきました。O脚やアンドゥオールもこの時は改善しませんでした。年齢もあるかもしれませんが、このように感じていたのは20代後半です。疲弊するにはちょっと早過ぎると思いませんか?そして極めつけに病気になり、股関節の難病にもなり、今に至ります。❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎全く動けなくなった私ですが、整形外科で手術を拒否し温存療法を決めたとき、パンフレットをいただきました。『股関節に負担をかけないように』と題して色々書いてあったのですが、その中にも筋トレがありました。でも!私のリハビリの先生から言われた言葉は全く逆のこと。【体をゆるめましょう】でした。ゆるめるというのは、・冷凍庫から出した鶏肉を解凍した状態にすること・自転車の錆を取ること・氷が溶けて水になることこんな感じのイメージ。筋肉がカチッと固まってしまっているのではなく、弾力性がある柔らかい状態。それでいてダラダラではないちょうどいい柔らかさ。だから形が変えやすい。…伝わりますかね180°真逆のことを言われて『えっ?』となりましたが、その当時は藁にもすがる思いだったので、とりあえずやってみることに。結果は今の私です。❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎体がゆるむと《リラックスできて負担も少ない状態》になれます。そして体がこの状態だと、“姿勢がよくなる”↓“よい姿勢”=インナーマッスルがしっかり働く状態↓“筋力が増す”そう、筋力が増すんです!これは使える筋肉が増えたことで発揮できる筋力が増したということです。他にも、柔軟性が高まったり、体の巡りが良くなったり、呼吸が深くなったり、余分な力を使わなくなったり…色々いいことが起こりました。体をゆるめる為に行ったことは、本当に些細なこと。些細なことだけど、体をすごく感じながら行います。自慢じゃないけど、基本的に筋トレは嫌いです笑骨頭壊死になってから8年経ちますが、その間、プランクや起き上がってくる腹筋といった筋トレと呼ばれることをしたのはほとんどありません。(ここ1年で内もものトレーニングは始めましたけどね)でも、動画のように勢いをつけることなく、昔より楽に、すぅーっと起き上がれるようになってきました。【使える筋肉を増やしておいてから筋トレをする】と更に強化できます。これがポイント。私のバレエの問題は【引き上げ】で、現役の頃は筋トレをしても解決しませんでした。でも、体をゆるめて使える筋肉を増やした上で、体の使い方の練習と、ゆるめても足りない部分の筋トレをしたところ、今では感覚が掴めました。そして最近分かったのは、この感覚はプロの方と同じだということ!!❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎まとめ【筋トレが全ての問題を解決するわけではない】・姿勢が悪い(猫背・反腰・前肩・重心が前にある等)・はっきりした原因がないのに痛みや違和感がある(運動後に出るものも含む)・筋トレをしているのにパフォーマンスアップに繋がっていないと感じる・筋トレをしたらしなやかさが減り、動きにくくなった・動く時に無駄な力が入りやすい(すごく疲れる)・運動すると太ももの前や外ばかり張るあなたはいくつ当てはまりますか??当てはまるものが多いほど、体がこわばって、インナーマッスルが使えない状態である可能性が高いです。そんな方は筋トレの前に体をゆるめましょう!体をゆるめるだけでも、あなたの問題が解決に向かうことだってあり得ます。もちろん筋トレは凄くいいエクササイズです。ただ、体の状態を無視して取り入れると、マイナスの方向に向かうことがあるということを今回知っていただけたら幸いです。ちなみに。冒頭の動画は、インナーマッスルが目覚めているかどうかか分かる腹筋です。ぜひチャレンジしてみてください!【行い方】◎手の位置 簡単/膝 ⇔ すね ⇔ 足首/難◎勢いをつけずに、ゆっくり寝てゆっくり起き上がる⭐︎スーッと楽に起き上がれたら、インナーマッスルがバッチリ働いています♪手の位置が足首でできたら、筋トレの高い効果を得やすい体の状態なので、筋トレ頑張ってください! #筋トレ #バレエ #体の使い方 #インナーマッスル #経験談 #筋トレ #バレエ #経験談 #インナーマッスル #体の使い方 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート