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「複雑をシンプルに」Exstanバリューその1
note投稿を初めたての時に、Exstanが掲げたバリューを発表しました。
それぞれのバリューがどういう意味合いを持っているのかについて、2文程度で説明していたものの、これだけだと少し伝わりづらいかな?と思うところもありました。
だからこそ、バリューを設定した経緯と、Exstanという組織がどんなことを思い描いて仕事に望んでいるのかを一つ一つ説明していきます。
全てのバリューについては前回の記事をご参照ください↓↓↓
バリューその1 「複雑をシンプルに」
世の中の大半のことは複雑だと感じています。
それはなぜか。理由は二つに大別されると思っていて、まず一つが「あえて複雑にした」、二つ目が「複雑になってしまった」です。
僕たちがシンプルにしていきたいと考えているのは、「合理的理由なく複雑になってしまった物事」です。
まずは制度やルールから。しかし僕らは官僚でも議員でもありませんから、制度それ自体をシンプルに変えることはできません。
じゃあ僕らExstanにできることはなにか。
複雑な制度をシンプルな仕組みとして提供し、利用してもらうことです。
「あえて複雑にした」ケース
複雑さを解読できる人だけに提供したい物事などがある場合は、このケースが考えられます。複雑さをハードルとして設定している場合です。
クルマの免許も、運転がうまい無免許の人よりも、運転が下手な免許をもっている人の方が制度的には合法です。たとえ前者の方が、事故リスクが下手だったとしてもそれは関係ありません。
資格や補助金など、制度を設け、そこにハードルを設定するメリットは「乗り越えられる人がすごく慣れる」ことです。
弁護士や行政書士などの国家資格は合格率が低く、難易度が高い資格として有名です。また年に1回しか受験できないため、364日合格点を出していても、当日たった1日で実力を出せなければまた365日、努力する必要があります。
このハードルを乗り越えられた合格者には、国家資格保持者という肩書きが与えられ、その肩書きを持った人しかできない業務でお金をもらうことができるようになります。
これこそが「あえて設定された複雑さ」だと定義します。
「複雑になってしまった」ケース
世の中に溢れるルールの多くがこちらに属していると思います。
ではなぜこんなことが起きるのか。答えはたった一つ。
ルールを積み重ねていってしまうからです。
つまり、既成ルールに不具合が生じた際、その不具合一点のみを直すためのルールが新たに設定されがちです。もしその新ルールに不具合が生じた場合は、新ルール上に新たなルールがまた乗っかります。
これこそが、複雑になってしまったケースです。
恐ろしいことに、このルールの積み重ねはコミュニティ内にいる人間には知覚しがたいものです。なんならアップデートされたとすら思えます。
しかし、外のコミュニティからやってきた人間にとってはグラグラに積み上がった不安定なルールの山にしか見えないはずです。
これこそ、Exstanがシンプルにしていくべき物事だと考えています。
Exstanがまずシンプルにするもの
特定技能ビザ手続きです。
僕らは成長し続けている会社です。
同じビジョンを共有している最高な人間の集まりではありますが、それでも全てのPJを両手を挙げて遂行していくことはできません。
ビザ手続きも押印書類が大幅に削減され、かなり進めやすくなってきました。しかしまだまだ多くの方々にこの有益な制度をご利用いただくには、改善した方が良い点もあるかと考えます。
特定技能ビザ手続きがシンプルになる第一歩を、2021年中にお見せできるよう、社内一丸となって取り組んでおります。