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突然 走り出す 2108/04

保護犬おかづが…走り出す。

 おかづは突然走り出し、突然向かってくる。椅子にぶつかっても平気なのだ…。たしかに犬の痛がるところは見たことない。
「あたたたた、、」
いや、ないない。

おかづは自分でダダダーっと走り、ガン!っと柱にぶつかっておいて自分で驚いている…。
「えっ、今、なにあった?。何でここに柱がある?」

痛がるところを見せないのは動物の本能らしい…。確かにまわりが敵だらけと思えば、そうかもしれない…。
痛がったらやられる。


人はどうだ?

園児は…突然走り出し突然向かってくる。
が…、転けると泣く…。

小学生は…、ま、年齢と時によるな…。

そういえば、ある日、とあるスーパーでの親子を見た。
母親が菓子をかごに入れている時、そばの息子がやたらに動き回る。
「もう~💢なにしてんの~?」とぶらつく息子に母親が言うと…、

「なんか、突然走りたくなるんよね~」
と、軽く走り、すぐにガン!
カートにぶつかったのだ。
 その息子、本当はもっと走りたい気持ちなのだろうが、ぶつかった痛みには強がっていた…6年生。
受験か…?
ストレスか?

 中学生は…。
近くの公園で見る。あたりが少しうす暗くなりつつある大きな公園で
うぉぉ~~~!」
…!
仲間と走り出し、ジャングルジムにぶつかった痛みで、また
うぉぉ~!」
と走りまわった。

 高校生は…。
夜遅くの街灯の下、一人黙々と走り出す…。ぶつかった痛みは、なかったように隠す…。

いや~…、年齢で違うなぁ。


などと…

突然走れることをまぁ、うらやましく感じつつブツブツ言いながら、散歩だけで疲れているGさんと父さん…。

走り出す、なんてことは年齢と反比例して減り…、走って楽しい…ではなく、まだ走れる…に変化してきたので、あえて走ろうとしている。

また、ぶつかった痛みにはとことん弱いので、どうやら回りに敵はいないのだろう…。

ぷらぷらと…散歩も終盤

家も近づいてきた交差点角。「そういえば、ずっと前…ここで突然後ろ向きに走る小学一年生いたよねぇ…転けそうだったけど可愛かったよね」と話しかけてきたその時…

「ハッ!?」

っと3人の目が一致する。

小走りのおじさんに出会った。
後ろ歩き…?!

「いやいや、ここは危ない…」とみんなが思った。

まだ通りは少ないとはいえ、そこは
交差点…!

いやいやいや…、
…危ない危ない… 。

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