「効率性」より「効果性」。
最近は、「忙しい」って感覚が当たり前になってるように思います。
「スローライフ」だの、「FIRE」だの、トレンドになっていると思いますが、仕事に、生活に、時間に追われている人も多いと思います。実際、本やYouTubeでは「効率性」を追求した情報が多くなっています。
「電子決済登録しておくと、時間短縮できて便利です」
「先にシャワーをひねってから服を脱ぐと、浴びるときには温かいお湯が出ているから寒くない」
「スマートロックを導入して、鍵を探す手間を省こう」
私自身、「効率」という言葉は大好きです。笑
ただ勘違いしてはいけないのが、最初から効率を求めるのは違うかなと。
会社でも、起業でも、スポーツでも、最初に「こうなる!」って決めたら、その方向に向かって全力で走って、無駄なことをいっぱい経験することは大切だと思います。その過程で、「これをやったらうまくいかないんだな」とかを学ぶし、それを繰り返す中で、徐々に二点間の距離が直線(無駄がない状態)になっていくんだと思います。
メンターとかコーチに依存して、行動する前から正解を聞き、最初から直線を狙って動いてしまうと、たとえ達成しても本人の力(経験)にはなりません。
それより、遠回りしてでも、その中で「何が無駄で、何が無駄じゃないか」を知り、自分の体験として蓄積する方が、次の目標を追うときに応用がきくようになると思います。
無駄な過去はない。失敗がないと深みがない。遠回りが一番の近道。
最初は効率が悪くても「効果性」を追うという感じですかね。ここでいう、効果性は再現性とも言えるし、基礎体力に近いです。
脚力がないのに山登りはできませんし、トレーニングなしに野球で100kmを超えるボールを投げることはできません。それと同じです。
❶ 何か新しいことを始めるときは、方向性を決めて、まずガムシャラにやる
❷ たくさん無駄を経験し、失敗する
❸ その中で、何をやると二点間が直線になるかを自分の体験から知る
❹ そうしているうちに基礎体力がついて、次のステージでも応用がきく
なので、行動する前から正解を聞いてステップを飛ばすんじゃなく、この4ステップを経ることで、応用が効くようになり、結果として効率性が生まれるんだと思います。つまり、効率性が生まれた=たくさん失敗した証だと思います。
こういう時代だからこそ、効率ばかりを追求するんじゃなく、あえて非効率なこと、効果性を大事にして、どんどん行動することが大切かなと思います。
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