『端的に伝える抽象的な表現方法!』 プチっとスタディ vol.72
[キーワードと言い換え]
オノマトペ
≒
物事のニュアンスを短く表す擬音語または擬態語
[解説]
あなたも
自分の伝えたいことがなるべく簡単に相手に伝わるように、
色んな表現をしますよね?
なんでもかんでも細かく具体的に説明していたら、
聴く側もうんざりしてしまいます。
(確かにサクッとわかりやすいほうがね)
サクッと簡単に、ギュッと短く、パッとわかりやすく表現して貰えた方が、
何気にニュアンスまで伝わることも多いです。
(出た、てんこ盛り笑)
これはvol.29のイメージコピーでも使われやすい表現方法だったりします。
このような、’擬音、擬態表現を用いた言葉’をオノマトペと言うのですが、
なんだか不思議な語呂ですね。
オノマトペについて「表現に役立つ言葉だなぁ」程度で済ませてしまうとつまらないので、
ケーススタディで奥深さに触れていきましょう。
[ケーススタディ]
擬音や擬態の表現であっても、
「言葉」であるのは変わらないのでオノマトペも伝達力の限界があります。
(え、万能な気がしたのに?)
vol.35のコンテクストとも重なる点とはなりますが、
オノマトペも言語圏を跨ぐと通用しにくいものが出てくるわけです。
もしかしたら
「擬音なら音に特化しているから大体伝わるのでは?」
とも考えている方もいるのではないでしょうか。
(そうでもないの?)
いくつか例を出してみます。
①日本では犬の鳴き声の共通表現は「ワンワン」ですよね?
英語であれば「バウワウ」ですし、
インドネシア語だと「ゴンゴン」らしいです。
(なぜにインドネシア?)
②「風がびゅうびゅう吹く」ことを英語で言うとなると、もはやオノマトペがなかったりします。
「The wind blows fast.」
等が表現方法です。
ちなみに細かく言うと①は擬声語、②は擬音語です。
大分類でまとめて擬音語、オノマトペと考えてもらって平気です。
(言葉って面白いね笑)
言語圏によって全く違ったオノマトペであったり、
そもそもその状況を示すオノマトペが存在しなかったり、
そこにも文化的な背景が投影されています。
当たり前のように使っている言葉でも、新たな発見が出来ると脳に良い刺激がありますね。
(vol.17の流動性知能が鍛えられますな)
[投げかけ]
あなたも文化圏による表現の違いを比較してみてはいかがでしょうか?
以上
今回はオノマトペを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『コンフリクト』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!
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