『意図して視点を変えられるか!?』 プチっとスタディ vol.85
[キーワードと言い換え]
リフレーミング
≒
出来事や物事を別の角度から見つめ直し再定義する手法
[プチっと解説]
あなたも
経験した出来事の一部の側面だけを見て「これはこういうものだ」と決めつけていたりしませんか?
水が半分入ったコップを見て
「水が半分も入っている」と考える人はいつもそう考えるでしょうし、
「水が半分しか入ってない」と考える人もまた同様でしょう。
(すでにケーススタディじゃね?笑)
単に楽観的か悲観的かの話で終わらせてしまうと、
ただただ「そういうバイアスですよね」的な話になってしまいます。
一つの見方が存在するとしたら、それとは別の角度からの見方も存在するはずです。
(それはそうですよね)
そして別の角度による見方を、意図的に取り入れて多様に解釈していく技術がリフレーミングとなっています。
(これvol.55と同じ話じゃね?)
きっと誰かしらはvol.55のリアプレイザルと同じだと考えているのではないでしょうか。
(この流れは…)
まあ大体似たようなものですかね。
(あれ)
似たようなものであるのは確かですが…
頑張って深掘りすることで違いもお伝えしてみましょう。
[更に深掘り]
ということでこういう時は例に習ってvol.55のケーススタディを活用します。
(確かプチット君シリーズ)
ヒコシ君サイドから見たプチット君への体幹トレーニングをアドバイスするストーリーですね。
(ちょっと読み返さないと!)
一度はプチット君にレクチャーした体幹トレーニングを取り入れてもらえなかったヒコシ君が、
リアプレイザルを用いて出来事を再評価し、
自分の伝え方を工夫することでプチット君のトレーニング効率を上げたうえに自らもプレゼン力を上げるという話でした。
(よく1文に収めたな笑)
その際に出てきたヒコシ君の「言葉(言ったか思ったかは別として)」をいくつか時系列的に抜粋します。
①「アイツ、せっかく教えたのになんでやらないんだよ!こうなるなら教えなきゃ良かったわ。。」
②「仮にもともとのトレーニング自体が他の誰かに勧められたものなら…そっちも無下には出来ないかも。」
③「だとしたら、もっと違う伝え方が出来ればプチット君もこのトレーニングを試してくれるかも…これは俺自身の伝え方のトレーニングだ!」
重要なところはこの3つです。
①では一部の側面だけしか見えておらず、自分本位な一方的感情で怒りをあらわにしています。
今回は関係ありませんが、vol.57の情動的記憶に該当しそうな部分ですよね。
②に進むとプチット君から直接説明されたわけでもないのに、相手方の経緯を想像しています。
相手視点に立った考え方が出来ているようです。
ここがリフレーミングに該当します。
③に至ると、視点を変えることで得られた新たな解釈を用いて自分にとっても価値のある経験として捉え直しています。
ここまでくるとリアプレイザルです。
(そういうことか)
簡単にまとめるとリフレーミングは視点変更、リアプレイザルは価値変換で、
リアプレイザルに至る過程としてリフレーミングを経るというような感覚かも知れません。
[投げかけ]
あなたも
自分本位ではない視点での考え方も増やしてみてはいかがでしょうか?
以上
今回はリフレーミングを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『カラーバス効果』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!