Fortnite のバトルパス課金が良い "負け役" になるのかも
Fortnite 凄くハマってます!
普段の自分なら絶対にハマらないタイプのゲームなんですが、物凄い楽しいです。
そんな Fortnite はプレイが無料のため、スキン (コスチューム) やエモート (ダンス) などの課金がありますが、それとは別にバトルパスというものがあり、その体験について思うところを書いてみたいと思います。
その前に "負け役" ってなによ
ゲームによって当然異なるとは思いますが、対戦型オンラインゲームでは当然のごとく勝ちプレイヤーと負けプレイヤーがいます。
多くのゲームでは、課金によりキャラを強くすることができたり、ゲーム内のレベルをあげて強くできます。
一方で「課金もしたくないし、そこまで強くなくて良いから、とりあえずゲームをプレイしたい!」っていう、いわゆる無課金ユーザーも大人数います。
無課金ユーザーは一般的に弱い状態なので、そのおかげで課金ユーザーはより優越感を感じたり、達成感や満足感を得られるし、より良い体験ができていると解釈しています。
誤解を恐れずにいえば、無課金ユーザーの多くは課金ユーザーの負け役となっているってことです。
(もちろんそうじゃないゲームもあると思います!!!)
Fortnite は課金しても強くなれない
実は Fortnite ではいくら課金しても、プレイヤーが強くなることはできません。スキンと呼ばれるプレイヤーの見た目の変更や、エモートと呼ばれるダンスアニメーションを購入することができるぐらいです。
例えば
とか
みたいな、カッコ怖いスキンが手に入りますが、強さは全く変わりません。
そもそも Fortnite は基本的にキルを稼ぐゲームではなく、生き残るゲームです。ひたすら物陰に隠れていれば、いつの間にか準優勝あたりに行くことも全然珍しくなく、初心者が上位にいくことも多いです。
スキン課金については、昔からオンラインゲームではアバターと呼ばれる課金モデルがありますし、見た目を変更できるだけでも一定の人は課金するんだろうなと思います。
そんなスキンアイテムは、ゲーム内のレベルをあげることでも報酬としてもらえたりします。
Fortnite のバトルパスとは
実は Fortnite にはバトルパスと呼ばれるシーズンごとの有料プランがあります。
有料プランに入ることで、通常の経験値により上がるレベルと異なる、ティアと呼ばれるレベルシステムを有効化することができ、ティアをあげる方がレベルより多くの報酬アイテムがもらえます。
どうやってそのティアを上げるかというと、毎週追加されるチャレンジをクリアすることで少しずつ上げていくことができます。
実はこのチャレンジ、一定人数のキルなどもありますが、もっとユニークなものもあって
「ショッピングカートで炎の輪をくぐる」
「ティーからゴルフボールを打ちグリーンに乗せる」
「複数の街灯のスポットライトでダンスする」
のようなキルと関係ないようなものもあります!
チャレンジ自体も「そんなことできるの!」っていうのがたくさんあって、それをやっているだけでも達成感あって楽しいです。
(ピンポンダッシュ的なやつとかワクワクして楽しかった)
これらのチャレンジをやっていると生き残りづらくなる!
Fortnite にはストーリーモードはないので、基本的には敵が潜んでいるフィールド内でチャレンジを行います。
つまり100人のバトルフィールド内で、車で大きな音を立てながらフィールドを彷徨うプレイヤーや、グリーンに乗せようと一生懸命ゴルフボールを打っているプレイヤーがいるわけです。
初心者の自分であっても、チャレンジをやっている人は止まってたり武器を持ってなかったりと弱い状態なので、見つけたら適当に打っているだけでダメージを与えたりキルできたりします!
前述した通り Fortnite は静かに生き残ることが勝ちのゲームなので、チャレンジをやっているプレイヤーは負け側になっていることが多いです。
つまり課金ユーザーが負け役に回っていると解釈できます。
個人的にはこれが凄い良い体験に繋がっていると思っていて、無料ユーザーであってもキルを狙えるし、プレイヤーが減ると弱いプレイヤーでも生き残りやすくなります。
無課金ユーザーが継続しやすいシステム
Fortnite は、無課金プレイヤーにとって凄く継続しやすいと感じています。
もちろん課金ユーザーも通常よりもっと楽しめるので、継続したくなると思いますし、毎週チャレンジが追加されるのを楽しみにしちゃいます。
普段ゲームサービスをつくることはないんですが、少し参考にしようと思いました。
ちなみに
バトルパスはシーズン(75日間)ごとに購入するモデルなので、買いきりというよりサブスクリプションの定期課金モデルに似ています。
シーズンごとにもらえる報酬が異なるので、前シーズンのバトルパスに入っていないともらえないスキンもたくさんあり、コアなユーザーは毎回ついつい入っちゃう人も多いですね。
実際どのくらいの収益なのか、それだけの課金額で足りているのかは凄い気になりますが、きっといい感じなんでしょうね。