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【短歌】セパレート帰省で感じたことを詠んだ5首


セパレート帰省で自由手に入れど広がる距離に少し戸惑う

近況を聞かせてくれとまずは兄 来なきゃいいのに私の順番

来年は孫を見れそう?父に問う伯父さんきっと悪気はない

適当に流してくれれば良いものを吾に答えさす父が恨めし

会える日に会うべきだけど今はただ願う長生きしてくださいと



こんばんは。ご覧いただきありがとうございます。
お盆ですね。皆さまは帰省はされていますか?

私は、時流に乗って(?)「セパレート帰省」なるスタイルをとりました。
夫婦でそれぞれ自分の実家にだけ帰省するというもので、ニュースでこの言葉を知りました。


こうした「セパレート」は楽でありがたい反面、私のような小心者はこのままどんどん距離ができてしまいそうな気がして、少しソワソワするのでした。
習い事を一度サボると行きにくくなる現象に近いイメージ。
そんな気持ちを詠んだのが1首目の歌です。

それでも今年は妊活のこと等で精神的に敏感になっているので、正しい判断だったと思います。

しかし、自分の方の田舎に帰省したところしっかりダメージを受けて参りました。(苦笑)

ほぼ、愚痴のような短歌になってしまいましたが、ここで供養させてください。


久しぶりに会う親戚が「みんな、順番に近況報告をしてよ」と言い出しました。
毎年恒例のことならわかるけれど、こんなことは初めてでした。
少し過敏かもしれないけれど、遠回しに私の妊娠などに探りを入れたいのかなと感じ取ってしまって、兄から話し始めたけれど自分の番がくるのが嫌で嫌で・・・。

食事の際に、私とは離れた席にいた伯父が、前に座る父に「お宅は来年には孫が見れそうかい?」と聞き、父は「知らん。娘に聞いて」と、離れたところの私に答えを振ってきたのでした。

伯父は、特に悪気はなかったでしょう。
世の「オジサン」というのはそういうものなので、彼の質問は別にいいのですが、父がボールを私に投げてくることが恨めしかったです。
適当に「どうだろうね~」とか、「授かりものだからね~」と流してくれればいいのに。

こういう小さなことに過敏に反応して傷ついてしまう自分もまた嫌になってしまい、一人ホテルで枕を涙で濡らすのでした。
情緒が大忙しです。

そんなことがあり、本当は後日、母方の田舎にも帰省して祖母に会う予定でしたが、こちらの親戚にも色々子どものことを言われることが怖くて、行くのを辞めてしまいました。

祖母は92歳。いつ何があるかわからないし、会える時に会わなければ後悔するとはわかっていても、どうしても勇気が出ませんでした。
無事子どもを授かったら会いに行こうと思いつつ、今はただただ長生きしてくれることを祈るばかりです。


色々あれど、ご先祖様のお墓参りができたことは本当によかったです。
ご先祖の皆さま、どうか見守っていてくださいね。


愚痴のような記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
残暑と台風にお気を付けください。

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