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コロナ自粛が研究生活を変えたこと


緒言
こんにちは、こんばんは。やふへいです。
弊学もCOVID-19による非常事態宣言により、現在入構が規制されています。また、5月末まで宣言の延長がされる見方が出されていることを受けて、ここで一度自身の研究生活にどのような影響が出たのか振り返りたいと思います。

コロナ自粛で変わった研究生活

はじめにコロナの影響で変わったことについて書きます。弊学は奈良の田舎に所在していることもあって、初期は感染の影響をあまり感じていませんでした。実際に入構規制が始まったのも全国での非常事態宣言が出されてからでした。変わったことは主に2つあると思います。

1.  リモートでの研究ミーティング
僕の修士論文の研究テーマのミーティングがオンラインになりました。これは、まだ大学に入構規制が掛かっていない頃から変化しました。というのも、僕の指導をしている先生方の自宅が京都・大阪にあり、これらの都市はかなり初期の段階から外出の自粛を求められていたためです。
研究の進捗についても、先生方が積極的にかつ頻繁にミーティングを組んでくださるため以前と変わらず、(人によっては)以前よりもスピード感をもって研究が進んでいます。

2.  オンラインゼミ
研究室のメンバー全員で行うゼミ(定期的に開催される論文の輪行や知識の共有など)がオンラインになりました。システムにはGoogle Meetを用いています(そういえば最近一般ユーザーにも解放されましたね)。

弊研究室は博士課程の学生まで合わせると40人を超える大所帯であるため、この人数でオンラインで繋がる経験はほとんどの人が初めてでした。また、弊研究室のゼミは国籍関わらず全員が英語で行う為、相手のリアクションがしっかりと感じられないのは難しいなと感じました。おすすめなのは、Google Meetの拡張機能にGoogle Meet Grid Viewを入れることでZoonのように発言者以外の顔がみることができたりします。

音声はオフにしていても拍手をしたり、おおげさに頷きをいれてみたり皆が少しずつ工夫してゼミに取り組んでいます。

コロナ自粛で変わらない研究生活

次に自粛後も変わらない研究生活についてお話しします。

1.  研究スタイル
僕の研究がいわゆる情報系のテーマであり、解析などはパソコンがあればどこでも研究が可能です。それゆえ、自粛で家に居ても以前と同様にMacBookを用いて研究ができています。また、僕は研究の中でDeepLearning(人工知能)についても触っており、その場合は僕のMacでは足りないような高価なマシンが必要になることがあります。その場合もオンラインで自宅のPCから研究室においてあるマシンにネットから接続が可能である為、問題なく利用できています。これは情報系の研究がゆえのメリットだと思います。

2.  論文執筆
研究の論文執筆についても以前と変わらずに行うことができています。論文を書く際には文体を整える為、Wordなどは使わずにtex(テフ)と呼ばれるエディタを用いることが一般的です。弊研究室でももれなくtexを用いているのですが、中でもOverLeafというシステムを全学生が使用しています。

これはオンライン上でtexを用いて論文を書くことが可能で、URLを共有するだけで論文の添削を行うことができます。コロナ自粛の以前からこのシステムを導入(無料)していたため、家に居ながらも論文の執筆ができています。

結言

今回は、コロナ自粛により変わった研究生活と変わらない研究生活について述べました。

僕の研究室は情報系ということもあって先生方も新しいものに対して柔軟な方が多く、かつ研究自体も個人で進めやすい環境にあります。これらの恵まれた環境に感謝したいと思います。

今後もコロナに負けず、残り数ヶ月の修士生活を頑張っていきたいと思います。

では、今回はこの辺で。


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