困っても困ってなくてもボイスケア
「ここは駆け込み寺なのねー」
以前、全国ツアーが控えていたアーティストの方がいらっしゃいました
その後分かったことなのですが、声帯炎になってしまっていました
どうしたものかと思いながら、とはいえボイスケア東京にできることは限られていますので、耳鼻咽喉科の音声外来医師と連携して、とにかく「やれることをやる」、、、でした
施術の効果はあり、ガサガサだった声がスルリと綺麗な声に変わり、ご本人も実感され喜んで下さいました
しかし、声帯炎が治ったわけではないので、応急処置にしかならず、
それでも何日も継続して頂き、急場凌ぎでしたがメンテナンスすることで乗り越えられた
なんてことが、数ヶ月の内に数件続きました
このように、声が出ない、でも舞台を飛ばせない
困った時に頼ってご相談下さるのは、正直とても嬉しく、
なんとか力になりたいと、ボイスケア東京は獅子奮迅するのでした
これが現実ですので、それはそれでアリだとも思っています
がしかし、長い目で見たときに、本当にそれで良いの?
となります
ダーッと突っ走って、走れなくなったら頼って、無理やり足動かしてまだ走るの?
多くのオーディエンスからの期待がありますから、喉がもげても歌いますか?
もう一度言いますが、困った時に頼ってご相談下さるのは、正直とても嬉しく、なんとか力になりたいし、それはそれでアリだとも思います
ですが、日頃からメンテナンスすることで回避できるトラブルがあることも知って頂きたいのです [ここ大事]
日頃から呼吸を整え、筋肉や関節を柔軟に整える
トレーニングを繰り返し、瞬発力や持久力を身に付けておく
これらは大切なことですし、どちらも必要なことですね
足りないと感じたり、衰えたり、強くなろうとすると、
多くの人が鍛えようとトレーニングは継続できます
ですが柔軟に保ち整えることこそ、パフォーマンスを維持するに欠かせないことでもあります
発声に話を戻すと、ボイトレに通う人は多くいらっしゃいます
大切なことです
同時に筋肉や関節をバランスよく柔軟に整え保つことも同じように大切なので
ボイスケアをお勧めしています
ちゃんと動くようにしておいて、トレーニングで技術をに身に付けましょう
駆け込んでもらっても大いに結構です
耳鼻咽喉科の音声外来医師とも連携して、なんとか舞台を飛ばさないようにお力になりたいです
でもその前にできることがたくさんあります
ぜひ見つめ直してもらいたいですし、考えてもらいたいです
長い目で見て、エイジングケアにもなりますので、
最高のパフォーマンスで歌い続ける年数をどんどん増やし
何十周年も歌い続けて欲しいと願うばかりです
困ったときに駆け込み寺を探すより
日頃からメンテナンスすることが、一番カラダ(声、喉)に優しいというお話でした
冒頭のコメントは、アーティストの付き添いの方が仰られた言葉でした
「確かに、そうなってしまっています」
それが私の心の声でした
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