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片道切符

人生をやり直したいとおもう。

一方通行の人生で、取り返しのつかない時間を
へたくそに使っている自負がある。

自分を変えられるのは自分しかいないのは理解しているが、一度飲み込んだ思考やペースは自我を追い越して染み込んでいく。

焦っている。
その思考になってしまった自分を悔やんで、恨んでいる。

だけど、やり直したところで
不器用な私はやり直した先の人生でまた躓くのだと思う。

リーガルリリーの1997という曲に
「 私は私の世界の実験台 唯一許された人 」
という歌詞がある。

その人の人生には前例がないから未来が見えないし、
選択で思考は変わるし、思考で生き方は変わる。成功しても失敗してもその対価を負うのは自分。
実験台という言葉にはすごく納得がいく。


私は私の実験台であることが今のところ怖い。

いつかくるおわりまで、自分と向き合っていくのは怖すぎる。

怖いと思いながら毎日を生きるのもやめにしたい。

いつか 自分という実験台を前向きに考えることができたら そのときに私はやっと胸を張って生きられているのだと思う。

その日を信じて、今は日々に一喜一憂しながら闇雲に生きている。楽になりたい。

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