休日は休日の憂鬱がある。
待ちに待った土曜日である。
休日には休日の憂鬱があると思うのだ。
そもそも五日も働いて二日や下手したら一日しか休みがない場合がある。
しかしながら、休日というのはいかんせん難しい。
ダラダラするのもなんか勿体無いし、かといって張り切り過ぎるのも疲れる。
休日というのはなんとも難しい。
そんな概念とはおさらばした世界線で生きたい。
よく巷では、働かないと不幸になるという詭弁を言うものがいるらしいが、僕は全く理解できない。
それは仕事以外に何もない主体性の無い人間の理論であり、労働の美徳論に脳の髄までしたり切った、暇に耐えられない負い目からの奴隷思想だ。
僕にはやりたい事が山ほどある。
解かなければいけない数学の問題、読みたい本、AIアプリ開発、色々ある。
そんなこんなで働いてる暇など無いのだ。
そうなると土日だけでは事足りない。
働いているせいでどれもこれも中途半端だ。
故に土曜日になるとどれを選択するかで大変なのだ。これだけでも疲れる、一体いつ休んでるというのか、、
なんともパラドクス的だ。
労働とはこうも人を堕落させるか。
そして、二日のうちの日曜日の夕方にはサザエさん症候群という重篤な病に蝕まれる。
そう言う意味で土日は憂鬱なのである。