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28.パリ (旅行記4)
エトワール凱旋門までの散歩。
エッフェル塔が左手に見え、これまでの人生で一番最高の散歩だった。
散歩好きな私。
こんなに素敵でわくわくする散歩は、初めてだ。
シャンゼリゼ通りを少し歩き、
エトワール凱旋門が見えてきた。
予想以上に大きく、どっしりと構えている。
戦士たちを待つ門。
それにふさわしいと感じた。
「パリ・ミュージアムパス」を提示し、
荷物検査などをして中に入る。
もちろん上まで登るには、階段だ。
どこまで続くのかわからない階段だ
ここを登るのかー!と、気が遠くなりそうだったが
こんな螺旋階段ほかにない。
ハリーポッター好きな私は、
映画で出てきた螺旋階段みたいだ〜と、
わくわくしていたところもあった。
かなり上ってから撮った写真。
実際にはとても高さを感じて、下を見るのが怖い!
と感じたくらいだ。
螺旋階段を上りきり、
凱旋門の説明の展示がされていたり、
お土産が売られている場所があり、
そしてまたそこから階段を上がると
展望台にたどり着く、という感じだった。
階段をとにかく上りまくり、
大学生の私たちでも、かなりヘトヘト。
けれど、展望台から見える景色に感動し
疲れを忘れてしまうほどだった。
凱旋門を中心に、大きな通りが広がっているのがよくわかる。
パリの通りは、本当に広い。
受験生のときに、「オスマン」という名の人がパリの道路整理をした、ということを勉強したなぁということを思い出しつつ
綺麗な街並みを見下ろし、
改めて、自分は今パリにいるのだ、と実感した。
かなり長いこと、そこからの景色を楽しんだ。
同期や先輩とも、写真をたくさん撮った。
展望台を2周くらいしたあと
またあの長い螺旋階段を降り、
そしてオルセー美術館を目指すことになった。
オルセー美術館まで歩く!
そこそこ距離はあるけれど、
私たちは散歩大好きな大学生なので
みんなで歩いた。
シャンゼリゼ通り。歩道も車道も広い!
さまざまなラグジュアリーブランドの本店が立ち並び、ワクワクした。
大体30〜40分ほど歩いて
やっとオルセー美術館に着いた。
またミュージアムパスを提示し、
荷物検査などを済ませ、
そして大きな荷物は預け、入場した。
ここではかの有名な
モネの作品を見ることができる!
楕円形の部屋に、ぴったりおさめられた絵。
遠くから見れば、池、木、池に写る空。
美しいその姿を見ることができる。
しかし、近寄って見てみると
思っていた以上に、描かれている対象物の輪郭がなく
ぼやぼやとした印象だった。
描いているとき、こんなにぼやぼやした状態のものを、こんなに大きなキャンバスに描くなんて、混乱しなかっただろうか、離れて見たときに、全体を見たときに、こんなに美しく見えるなんてすごい、と感じた。
ぼやぼやしているからこそ、
名前をつけることができないような、
微妙な色の移り変わり、
青のような、紫のような、その繊細な色の表現が美しかった。
私はミッフィーが大好きなので
日本では買うことができない、この編み編みのミッフィー(しかもモネの睡蓮バージョン!)を購入した。
とってもかわいい。
じっくりモネの作品をいくつも見て
お土産も見て
その後はみんなで夕食にすることとした。
ホテルの最寄りにあるレストラン。
(何度も言うが、パリは何を食べても美味しい)
成人組はビールを飲んだ。
たくさん歩いた後のビールは美味しい!
そしてご飯も美味しい!
ホテルに帰って、お風呂に入って次の日の準備をすると、同期と先輩何人かで一部屋に集まってボードゲームの時間の開始だ。
私たちがその旅行期間中ハマったのは
「ナンジャモンジャ」ゲーム。
ナンジャモンジャゲームでひたすら遊び
12時くらいには自分の部屋に戻り、眠りにつく。
次の日の行き先はルーブル美術館だ。