3年目看護師、やっぱり辞めたい。
退職まであと5ヶ月に迫り、やっぱり辞めたいな〜と今でも思う。
やっぱり、と言うと、少しでも続けたいと思う瞬間があったんだな、と勘違いされるかもしれないが。
毎日毎日、出勤する度に辞めたい。
昨日よりも今日、今日よりも明日。
やっぱり、辞めたい。
4月に上司が変わって初めての面談で、年度末での退職の旨を伝えた時、どうして辞めたいの?と聞かれたわたしは、こう答えた。
「丸2年この病院で働いて、いろんな先輩と関わってきたけれど、こんな看護師になりたい、と思える人が誰1人いなかった。自分は看護師に向いていないと思っている上に、今後の看護師として生きていくビジョンが全く見えない。」
振り返ってみると、結構鋭いことを言ってしまったなあと、少し反省する。でも、辞めたいと思った具体的なキッカケなんてなかったから。
上司は6月にそれを聞き、まだ2ヶ月しか関わっていないわたしに対して
「私はあなたの看護師としてのセンスを買っているから、次の面談では撤回されていることを祈っているね!」
と、特大笑顔で言い返した。
正直、嬉しくないと言ったら嘘になる。褒められて伸びるタイプの人間だと自負しているし。
ただ、それを言われて考え直せるには遅かった。
上司が看護師スキルと勘違いしているそれは、正確に言うとただの対人関係スキルなのだと2年でわかってしまっていたから。
買ってくれた手前申し訳ないけれど、そんなセンスなど早く返品するか売るかしてきた方が賢明だ。高値では売れないと思うけど。
わたしが考える、“看護師に向いている人”とは、「患者さんからの感謝の言葉がやりがいです。」とでも言えそうな、人のために笑顔で働ける本物の天使のような人か、果てしない勉強をして自分のアセスメントに自信を持ち、医者に強気で意見できるようなプライドを持った人である。
もちろん、向いていなくても資格を持って安定した職として生活のために働いている人がいるのも知っているし、それを否定する気なんて全くないことは理解していただかないと困ります。
先日の2回目の面談で、退職の意思は変わらないかと聞かれ、「はい。」と頷いたわたしに、上司は理由を問うてきた。ビザは取っているし、もう渡航日も決まっていますと返答する。
「なるほど〜。そりゃあ辞めるよね。」
やめてくれ〜、わたしを“ワーホリに行きたいから辞める人”にポジティブに落とし込まないでくれ。
“辞めたいから、ワーホリに行くことを理由にした”
これが正しい。あくまでも、辞めたいが先で…。
弁明するのも面倒くさいので、とりあえず笑って流してしまったけれど。
1本目のnoteも、今回も、悪口を言い過ぎてしまっているけれど、看護師を長いこと続けている先輩方には、シンプルに尊敬していることだけは、声を大にして言いたい。
この転職社会で同じことを続けるというのは、そう簡単ではないし、あまりにも能力すぎる。
長々と身の上話をして、何が言いたいのか自分でもわからなくなってきているのは紛れもない事実。
ただ、わたしのnoteが、看護師に希望を持っている人にも、絶望を感じている人にも届いて、こんな低層の人間がいるんだなと、勇気を持ってもらえたら。