【ブルーピリオド展】に行ってきました
先日、天王洲アイルにて開催されているブルーピリオド展に行ってきました。
漫画「ブルーピリオド」は、美術の世界にのめり込んだ男子高校生、矢口八虎とその仲間たちの物語。
この展覧会では、実際に漫画に出てきた絵の展示や物語を追体験できる展示、名画解説など様々なコーナーがありました。
森先輩の天使の絵
主人公矢口八虎が美術の道に進むきっかけとなった、森先輩の天使の絵。
肌色を塗る前の緑の天使と、肌色が塗られた天使が並ぶ様は、ミュージカル「ウィキッド」のエルファバとグリンダを彷彿とさせます。
藝大試験での作品
藝大受験のシーンで、八虎たちが実際に描いていた絵の再現コーナー。
1次試験の自画像は橋田くんや桑名さん、そのほか藝大仲間たちの絵も並べられていました。
矢虎の自画像以外は作中に出てきませんが、どの自画像もそれぞれのキャラクターの性格や思想が現れていて、とても面白かったです。
次は2次試験のヌードの絵。
矢虎の作品は、キャンパスの地で表現された肌が想像以上に
”ありのまま感”を醸し出していて感動しました。
緑の上に肌色を重ねた女性の肌の塗り方からは、森先輩へのリスペクトを感じますね。
世田介君の絵画も、神々しさと美しさが見事に再現されていてとても圧巻でした。
Blue Art Project
後半の展示では、現代のアーティストたちを支援するBlue Art Projectの一環として、アーティストたちが作中に出てきたテーマに沿って制作した作品が飾られているコーナーや、ブルーピリオド展×TikTokによるクリエイターオーディションの受賞作品の展示などもありました。
そして最後に展示されていたのは、全国の美大受験予備校の生徒がブルーピリオドの表紙を思い思いに描き下ろした絵のコラージュ作品。
その中にはなんと全て白で書かれたユカちゃんが。
思わずアンミカさんを思い出してしまった見事な白いアートでした。
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この記事でご紹介した展示のほかにも、
作中の青い渋谷を体験できるシアター
登場人物をモチーフにした石膏像
作者であるつばささんの学生時代の作品
ブルーピリオドの制作秘話
など様々な展示がありました。
また、音声ガイドつきのチケットを購入すると、
キャラクターの声による展示解説と、
麒麟の川島明さんによる見どころ紹介が楽しめます。
こちらのブルーピリオド展は
9月27日(火)までの開催ですので、
漫画「ブルーピリオド」がお好きな方はもちろん、
アートに興味があるけれど、美術館なんかは敷居が高い。。という方も気軽に楽しむことができるので、ぜひ行ってみてください!
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4年ぶりに訪れた天王洲アイル。夕焼けの港町は社交とロマンス、哀愁漂う雰囲気が素敵ですね。