【短歌】月の短歌 / セーラームーンのダンス 〜ダンスにおけるフォーメーションの重要性〜
十五夜の夜をイメージした短歌です。
月の真ん中(十五夜)には、月に住むうさぎたちが、皆が食べるお餅を懸命についている姿を見ることができます。
ただ新月や三日月、半月など月が欠けている時というのは、うさぎの姿が完全には見えていません。
そういったときには、実は皆が見ていないところで、こっそり隠れて自分がついたお餅を食べているのかしら?なんて考えてみたり。
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月と聞いてふと思い出したのが、我らが美少女戦士セーラームーン。
私が幼い時から大人気のアニメで、皆それぞれ推しの戦士の真似をして遊んでいたのを覚えています(ちなみに私はマーキュリーが好きでした)。
今でも絶大な人気を誇る彼女たちが、今年の5月、ニューヨークにて行われたジャパン・パレードでパフォーマンスを行った動画が YouTube にアップされていたので、見てみました。
メインのダンスは1:33くらいからです。
セーラームーン達の息ぴったりのダンスとキュートな笑顔がとっても最高のパフォーマンスで、現地の方が大歓喜しているのもうなずけます。
その中で、特に私が感動したのは、パフォーマンス中のフォーメーション(隊形・立ち位置)です。
舞台上でダンスや演技をする上で、フォーメーションはそのパフォーマンスの良し悪しを左右する重要な要素のひとつ。
フォーメーションによってお客さんに与える印象は全く異なるため、たとえ同じ振り付けでも、フォーメーションによって見え方が全然変わってきます。
たとえば、1番の「電話もできない midnight だって純情どうしよう」の所と、2番の「星座の瞬き数え 占う恋の行方」のところは、振り付け自体は全く同じものなのですが、印象が全然違って見えますよね?
またこのパフォーマンスで特筆すべきは、フォーメーションの展開の早さ、そしてバリエーションの多さだと思います。
基本となる横二列や横一列、V字だけではなく、縦一列や平行四辺形、斜め一列などの変わった形、また同じフォーメーションでもメンバー同士の間隔を変化させることによって印象を違って見せたりなど、およそ8種類ほどの立ち位置のバリエーションがあり、約2分間のパフォーマンスでおよそ13回のフォーメーションチェンジがありました。
さらに、移動する際にただ歩いて移動していることはほとんどなく、踊りの中で自然にフォーメーションが変化するため、流れが途切れることなく、見る人を飽きさせない素晴らしい構成だと思いました。
そしてこのパフォーマンスをより一層美しくさせている要素は、センターの人がずっと変わらない点にあるのではないかと私は感じました。
通常アイドルなどのパフォーマンスでは、どのメンバーも平等に目立たせるために、センターの人物が隊形移動とともに入れ替わることが多いです。
しかし今回のパフォーマンスでは、センターはずっとセーラームーンで変わっていません。
このセンターの軸が固定されていることによって、左右対称の移動や流れるように回転するような移動が可能になり、フォーメーションチェンジがパフォーマンスの一つとしてさらに美しく引き立っているのではないかと思います。
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月の短歌からかなり話が逸れてしまいましたが。。。
月についてあれこれ考えているときに偶然発見したこちらのパフォーマンスがとても素敵だったのでご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ダンスにおけるフォーメーションの魅力について、皆さんに少しでも伝わっていたら嬉しいです!
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上の動画はフォーメーションが見やすい動画ですが、正面からご覧になりたい方はこちらの動画がおすすめです。