📚 長い歳月を経て刊行されている本は、きっと積読に向いているに違いない | 流転の海シリーズ
わたしのお気に入りの積読(聞いたことないワード)を紹介したい。
「流転の海」シリーズは、戦後間もない大阪で奮闘する家族や周囲の人々を描いた、宮本輝の代表作である。
この本は、文庫で九部作となっている。この本の第一部である「流転の海」を手にしたのは、今から約2年前の八重洲ブックセンター。
それから寝かせに寝かせ、2024年の4月に「1ヶ月1冊読み進めて、今年中に読破するぞ!!」なんて意気込んでいた結果がこれ。
決して読書から離れていたわけではない。この世に面白い本がありすぎるのが悪い。そうだ、世の中が悪いんだ。
というわけで、しっかり積んでいる。
第三部まで読了した感想として、このシリーズはとても面白い。最後まで読みたいと心の底から思っている。
ただ、読むのに体力のいる本だなとも感じる。家族の約20年を描いたとあって、あっさり読める内容には仕上がらないだろうけど、それだけではない主人公の人生の重みがずしっとくるので、グッと沼にハマってしまう。沼にハマっているので、進むのにどうしても体力が必要なのだ。
(ちなみに、今のところは主人公を好きになれない。ただのモラハラ短気ヤローじゃないか!!と思ってしまう。ごめんなさい😂)
そもそも、昭和から平成にかけて約40年を費やして書いた作品を、1年で読み切ろうなんて甘すぎる。
お気に入りの積読として、じっくりゆっくり読んでいこうと思う。
でも2024年中にシリーズの半分(第五部)までは読みたいな(大本音)。