見出し画像

暮れ方に雨音のふと消えていてそういえば泣いていたこと思い出す

                                                                執筆/モリカワ
雨は嫌いです。
傘を持っているだけで、通勤の苦労は倍増。電車内も湿った空気になり、不快指数マックス。
会社を休みたくなるくらい、憂鬱です。

でも、雨の音は大好き。
何とも言えない、心地よい音。聞いているだけで、心が静まっていく、不思議な音色。
そんなわけで、そろそろ晴れの続く季節になって来ましたが、雨の歌を3首。

暮れ方に雨音のふと消えていてそういえば泣いていたこと思い出す

雨の音ぽつぽつやがてさあさあと耳はひかれてひかれてやまず

雨音がアレグロからプレストになりふっと止まりぬ 菫のにおい

そう言えば、気がついたら短歌研究新人賞の締め切りが近づいて来ました。
出したいけど、出せる気がしません。
年末年始の休暇にどれくらい頑張れるかが鍵になりそうです。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集