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’おひとりさま’を経験しすぎている気がする

ひとりの時間、どう過ごしていますか?

2020年から新型コロナウイルスの蔓延で、これまで誰かと共有していた時間を一人で過ごすことが世界的に多くなってきました。ひとり焼肉やひとりカラオケなど、少し前までは何だか心細かったその状況も社会的に推奨されているような心地良さを感じています。

私は、学生の頃から何かと一人で過ごす時間が多い方です。長期休暇のたびにバックパックを背負って一人旅をしていたし、学校でのお昼ごはんも中庭でひとり食べていた記憶が蘇ってきます。部活にも学生団体にも所属していたし、何かしらのコミュニティーに属していたので、友達に誘われたら喜んで顔を出すフッ軽さは持ち合わせていたのですが。コミュニティーの中でいつの間にかグループ化するあの窮屈さが得意ではなくて、意識的に距離をとって一匹狼のような意思ある孤立をしていた節があるかもしれません。その方が新しい出会いがあるし、どんな背景の人とも無駄にカテゴリー分けせずに仲良くなれる気がするからです。とは言っても、人が好きだし一緒に笑い合いたいし刺激も欲しいので、人と過ごす時間こそ贅沢で大切にしたいなとも思っています(わがまま)。

まあ、そんなこんなで、<コロナ禍×一人暮らし>の影響で、ひとりで過ごす時間が膨大でそりゃもう果てしないわけで。タイトルの通り、’おひとりさま’を経験しすぎている気がするのです。ひとりで何処へでも行けるし何でもできる。もちろん、人間はひとりでは生きられないことは承知なのですが、それでも「あれ、地球の皆さまもうここにいないんですかね。私、このアジフライと海を独り占めしちゃっていいんですか。なんと贅沢〜。」てな調子で逆に不安になってきます。虫も雷もホラー映画もひとりで対処できてしまう。虫は可愛がってペットに、雷はハッピーエンド映画のBGMに、ホラー映画はピースサインで目を隠す✌︎と悠々です。悲しいことがあっても、ベッドの中で声が漏れないように食いしばって泣いてきたし、怒りが沸いても、シャドーボクシングと早口愚痴で穏やかに超えてきたもの。

こんなことを話していると、「本当にひとりで生きていけそうだよね。恋人いらなそう。」という恋愛依存型人間の声かけを思い出し(イラっ)、「人はみんな孤独。」を歌った星野源で気持ちを落ち着かせています(きゅんっ)。

取り乱しましたが、日々旅するように暮らして、ひとりだからこそ感じられるモノたちを大切にしていきたいですね。季節の移り変わりを五感で感じて、あまりにも穏やかな生活をしている気がしているので、鏡をみてハウルのソフィーに見えてきたらまた報告しますね。

さて、皆さん、ひとりの時間をどう過ごしていますか?

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