"音"について(音楽編)
こんばんは!龍飛です。読み方は『りゅうひ』ですが『たっぴ』と入力し、変換すると一発で変換できます。悔しいですね。
今回はゲームに搭載する『音』について綴っていこうかなと思います。特に私の活動場所であるclusterについては『音』に拘る方がなかなかおられないので、今回少しでも参考になれば・・・!ということで筆をとらせて頂きました。従って『cluster』向けとはなりますが、他のサウンドづくりでも応用可能です。
サウンド初心者向けの内容となりますので玄人の方はほほえましく見守っていただけると幸いです。
※今回は音楽の『作り方』ではなく、『導入の仕方』を解説します。
音楽(BGM)について
ループ物のBGMだとしてもないよりは圧倒的にマシなので入れましょう。最近ではフリーの音源サイトの音楽でも恐ろしくクオリティが高いものが多いので、是非探してみてください。びっくりします。
<おすすめ音源サイト>
HURTRECORD(私も楽曲提供してます!)
ただし、BGMを入れるにあたって気を付けてほしいことがいくつかあります。これを絶対に守ってもらいたいです。
(守らないと嫌われちゃうことも・・・)
一つ目:世界観に合わせた選曲
割と当たり前のことですがユーザー目線に立った時、その重要性はかなり大きいです。和風のワールドなのにめちゃめちゃカントリーなBGMが流れていたり、ピコピコな音楽が流れていたり、合わない音楽が流れているとそのワールドに留まることに『苦痛』を感じてしまいます。(たまに奇跡的なマリアージュが起こるときもありますがなかなか難しいです。)
『苦痛』と感じてしまうとどうなるか。遊んでもらえなくなるほか、ユーザー名を覚えられてしまうと、今後のワールドに対してもいい印象を持たれない可能性が出てしまいます。なるべく自分の価値観でいいのでワールドに合った音楽を選びましょう。
BGMには『ワールドの印象を決定づける力』がある事をお忘れなく!
二つ目:ボリュームを絞る
サウンドに関わることが少ない人は意外と気づきづらい点だと思います。基本的にしっかりとしたサイトで配られている音源は『マスタリング』という『音量を割れるギリギリまでバランスよく上げる』作業を行っていることが多いです。(例外有)
これは何故か。この作業を行っていない『2MIX』と言われる状態では音量が小さく、楽曲の魅力を伝えきれないからです。又全体の音のバランスが整っていない為、このままだと聴きづらいという問題点を克服する為の作業でもあるわけですね。
そこまで調整してくれてるならこのまま使えばいいじゃない!となるかもしれませんが・・・甘いです・・・以下の音源を聴き比べてみてください。
2MIX状態
マスタリング後(peak-0.1)
いかがでしたでしょうか?だいぶ迫力や音圧が違ったのではないでしょうか?ちなみに視覚的に分かりやすくみると以下のようになりますね。
(上が2MIX、下がマスタリング後)
一目瞭然ですね!つまり何が言いたいかというとこれをこのままワールドで流した場合ですが・・・
死ぬほどうるさい
音量をMAXでイヤホンで楽しんでいるユーザーがワールドをプレイしようものなら・・・想像するだけで鳥肌物です。ワールドに入った瞬間に流れようものなら速攻でスマホやPCの画面を殴りつけてポーイです。殺意すら湧きます。
最低でも10%程の音量で鳴らしてみて、徐々に上げていって下さい。『音量小さすぎるな』くらいがちょうどです。絶対にテストプレイをしてください。
(あとなるべくでいいので、音楽の入りはフェードを掛けるかなるべく優しめな音から入るものを選んであげるとなおGOODです!)
まとめ:BGMは大事な大事な雰囲気づくり
BGMは本当に大事です。効果音が一切なくても、ワールドギミックが一つもなくてもBGMさえあれば、ユーザーはワンループ分くらいはいてくれる可能性があります。(BGMのクオリティが高ければ高いほど良い)
『俺は無音のワールドを極めるんだ!!』という方はそれでもかまいませんが、『無音や静寂』を表現することというのは意外と難しく、プロのサウンドの方も悩むような課題ですので、是非結論が出た際は私にも教えてください。
たかがBGMではなく『されど』BGMとしてみてあげてくださいね!サウンドクリエイターとしての皆さんへのお願いです。どうぞよろしくお願い致します。
次回は『効果音(SE)編』を書いていこうと思っています!作り方も軽くご紹介しようと思っているので興味のある方はぜひ~!
龍飛