旧正月。年明けということで初めての雑記。
蝋梅と申します。
ふだんは人の体を揉みほぐし、休みの日は茶道のお稽古に行ったり和菓子(練り切り)を作ったり、最近は次のジブリ作品がナウシカの続編ということで風の谷のナウシカの原作を読んだりしています。
3月からは自然農に取り組む予定!
自然に触れる時間が好きです。
旧正月は節分ということで、鬼とおてもやんの練り切りを作っていました。
このペンネームはうちの実家にある蝋梅の木からとったもので、
越してきて20年ほど経ったある日、
「この木はあんたの木として植えた」
と母に言われました。
私には兄姉がいるんですけど、小さい頃から身につけるものを兄は青、姉はピンク、私は黄色というふうに色分けされてたんですね。
見た目は全く似てないので見分けはついたはずなのですが(笑)
昔から身につけていたので好きな色を聞かれるといつも黄色!と答えて
黄色いものを身につけるということは、一種の自分のアイデンティティみたいなものでした。
まさか、それが庭の木にまでそれが反映されていたとは(笑)
ちなみに姉と兄に植えた木花は、
姉は梅。兄はルリマツリという青い花。
母にそう教えてもらったとき、
「なんで今おしえてくれたん?」と聞くと
「子供って純粋やから、あなたの花はこれ、花言葉はこれ、と教えたらその通りに頑張って生きなきゃ!って思っちゃうかなと思って教えんかったんよ」と。
梅の花言葉は、上品、高潔、忍耐、忠実。
ルリマツリは、いつも明るい、ひそかな情熱、同情。
蝋梅の花言葉は奥ゆかしさ、慈愛、先見、先導。
母の勘はおそらく当たっていて、大人になったいまに聞いても、
こんなに素敵な花言葉を持つ蝋梅のように生きていきたいと思う。
母がどういう想いでこの花たちをそれぞれに当てはめたのかは分からないけど
この花言葉のようなカケラを私たちの中に見たのか、それとも逆にないものを補えるように願って植えてくれたのか(笑)
おそらく後者だと思いますが、、。
いつどんなときも慈愛の心を持つことはできないし、生きているなら何か大きなことをしたい、という奥ゆかしさとは真逆な野心もどこかにあったりするし、
人の先をいくような能力も知識もなにもないけれど
この日常を生きているなかで私が見つけた
自然というささやかながら大きなきらめき、またそこから受けた心の安らぎを
もっと多くの人に知ってもらいたい。
雪中四友という言葉があります。
冬の寒さが一番厳しい時期に咲く椿、蝋梅、梅、水仙を指す言葉なのですが、
この花たちが張り詰めた空気のなかを漂わせる香りに、この寒さもあともうひと踏ん張りだと元気がもらえるのです。
仕事が辛いとき、ふっと足元の自然に目を向けてから、いつも憂鬱な気持ちで通る職場へと向かう道がとてもキラキラしたものになりました。
コンクリートや高い建物に囲まれ、いつも同じ景色だとうんざりするような道でもひそかに草や木花は生き続けて変化しています。
四季のうちひとつとっても、その中でたくさんの花がだんだんと咲いたりしぼんだり、見ていて本当に飽きないのです。
その木花たちがもつ花言葉や効能を知ると、今までの長い歴史でどれだけ私たち人間が植物に助けられてきたかを知ることができ、感謝のきもちでいっぱいになります。
よく彼氏や彼女ができると、「わたし(僕)にも春がきた!」と言ったり
人の人生も四季になぞらえることがありますが
なにか漠然とした不安を抱えていたり、仕事やプライベートが上手くいかなかったり、冬の辛い時期を過ごしている方がいるなら
足元にもうすでに幸せや、安心につながる宝物はあるよ。頑張りすぎないでほしい、ということを伝えたいのです。
自然のものを扱う知識や技術とか、特別なものは持ち合わせていないのでそういったものはあまり上手くお伝えできませんが
詳しくなくペーペーな私が「やってみた」ということを共有することで、「あれっ、私でもできるかも」と思ってもらいやすかったり、はじめの一歩を踏みだすことへの垣根が低くなる気がするのです。
わたしが足元の自然という宝物に気づいて、心の余裕やきらめきを取り戻したように
この雑記ともいえる文章を読んでくれた方が
すこし立ち止まって、ゆっくりと自分を顧みる。そんな余裕がここで生まれますように。
こんな想いを持って
私が思ったことや感じたことを綴っていきたいと思います。
なかなか口下手で、瞬間的に文章を組み立てるのが本当に苦手でいつも伝えたいことが伝わらないのですが
ここでならゆっくりお話しできそうです。
何を書こうかと考えたのですが、最初なので
テーマも決めずにブワーッと書いてしまいました。
のでオチも何もありませんが、とりあえず旧正月ということで(ギリギリ間に合わなかった(笑))。noteをはじめるにあたっての想いを綴ってみました。
足元の自然に目を向けてから、植物を編んでみたり、四季のうつろいや日本文化を感じられる茶道や自然農などにも挑戦しているので、次回からはそれらを通じて気づいたことや感じたことなどをお話ししていこうと思います。