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アダルトチルドレン回復日記 ~話をする重要性~
【話せる人が必要】
アダルトチルドレンだと自覚したのは、僕の場合は恋愛だ。
中には、一言で
「こじらせている。」で
終わらせてしまう人もいる。
色んな世界線があって、それを否定する気はないし、
そういうシンプルに捉えることはとても大切なことだと
思っている。
でも、そんな簡単な話でもない。
僕が家族の話をしたその人は、美容師をしている。
大学生の頃から面倒を見てもらっていて
もう15年の付き合いになる。
【そんなこと考えて生きたことがなかったよ】
「そんなこと考えたこともなかったよ。
考えすぎるところがあるもんね。」
そう言われながら、僕は説明を続けた。
これまでの家族の関係性がどのようなもので、どういう接し方を親と子がしてきたのか、そして、今僕が親の行動パターンのどこをモデリングしている
のか。
「そんなことを考えて生きたことがなかったよ」
僕は、
「おそらく、しっかりと愛のある家庭だったんだと思います。その方がいいですよ、絶対」
と返した。すると、美容師の人はこう続けた。
「でも、親は親でそれなりに愛してくれていたでしょ」
「そうだと思います。でもその愛情が曲がっていたという。気が付かなかっただけなんだと思います。こればかりは仕方ないですね」
話を続けていくうちに、
美容師のその人も少し事態を飲み込んだように感じた。
【専門の所に行ってみな】
その人は、僕の目を見てそう言った。
「色んな話を聞いて、理解できる部分もあったけど、わからないから何を言ってあげればいいのか俺にはわからない」
とても誠実な答えだと思った。
無理に答をひねり出すわけでもなく、わかっていないのにわかったふりをするわけでもない。
俺にはわからないから、わかる人に聞いた方がいい。
その方が君のためになる。
そう言われているような気がした。
「そういう専門のクリニックあるでしょ?」
「はい」
「ちゃんと専門もそういうところに行ってきな。だぶん今思ってることをちゃんと吐き出した方がいいよ。専門の人に話を聞いてもらいな」
「そうですね。そうします」
僕もそう思った。
【違う立場の人に話すことでわかったこと】
僕は、立場の違う人と話すことで、
「本当に機能不全家族で育ったんだな」と改めて自覚することができた。
こういう入り組んだ話ができる人が周りにいて
本当によかったと心から思った。
しかも、幸せな家庭で生きてきた立場の違う人と話ができて
本当によかった。
そこでわかったことは3つ。
1.人と人は本当に違うのだな。という当たり前の事
2.専門の人にちゃんと話した方が自分にとってもいいという事
3.今まで自己流でやってきたことには限界があること
1.人と人は本当に違うのだな。という当たり前の事
当たり前のことを、今になって理解できた気がした。
これは、共依存の影響だと思っている。
人との境界線がなくなりやすい共依存という回路で世の中を見ることは
色眼鏡を付けて世界を見ているのと同じことだと僕は思っている。
それは、自分と同じにしてしまう。という極めて危険な世界の見方をする。
感覚的に人と人は違う。ということを感じ取れたことは
今の僕にとっては本当に大事なことだと感じた。
なぜなら、体験や感覚から受け取ったものしか
自分の言葉にならないから。
少なくとも僕はそう思っている。
2.専門の人にちゃんと話した方が自分にとってもいいという事
これは、頭から抜け落ちていたことだった。
選択肢があることはわかっているつもりだったけれど
自分の内面に集中していたことが悪い方面に
働いた結果だった。
簡単に言えば、頑固になっていた。
一人で何でもできるみたいに思い込んでいたのだと思う。
これも、解釈が明らかにおかしい。
恋愛依存症の特徴に当てはまる。
僕の場合は共依存だから、共依存の回路だ。
僕はアドバイス通り、自分に優しい、自分の為になる選択を
したいと思う。
僕は帰宅すると、早速クリニックを予約した。
10日に初めて行ってきます。
3.今まで自己流でやってきたことには限界があること
これも2.と同様で、自己流には限界がある。
今こそ、自分が体験として学んできたことと知識を
人に話すべきだと直感で思った。
そして、即行動に移した。
自分の頑固さなんてものは、自分の頭で都合よく考えた
フィクションのシナリオにすぎないなと思った。
実際に、現実に現れた行動が一番信頼できると思った。
それが、納得できるもだろうが、できないものだろうが
それが今の自分。
それでいいのだ。
また、クリニックに行った感想なども
書いていこうと思います。
つづく