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ep.56 澄ましても 会いに行く歩幅 無意識に

「じゃあ明日、冷たいお茶淹れて、たのしみに待ってるね」

木曜日に電話越しに言われた言葉に、耐えきれずにやにや。受話器を置きながら、こちらこそ待ち遠しいですヨーっと心の中で叫ぶ。

春までお世話になっていた上司のもとに、お届け物に行く約束をしたのです。いつもおおらかに受け止めてくれる人。ああなに着て行こうかしら!など、朝から浮かれモード。

たのしみだね、と伝えてくれる人に会いに行く日の喜びったらありゃしない。こんなに人をうれしくさせられる言葉があるのなら、わたしも照れ照れしていないで、贈れる人間になりたい。にへらにへらな表情に、いつも甘んじている場合じゃないなあ。

こんばんは。たまです。お届け物兼打ち合わせは仕事だけれど軽やかな時間で、ばったばた電話鳴りまくりだった午後もどうにか乗り越えられました。


ここは、小さなラジオブース、あるいは寝る前の談話室。金曜日は枕元のおとも「今夜の1曲」をお送りいたします。


今夜の1曲

Sam SmithI'm Not The Only One を。

今夜は、とにかく明るいPostmodernJukeboxのカバーで。もともとのサムスミスの歌がだいすき。曇った心もほかほか毛布にくるんでくれるような音楽だと思っている。

それゆえ、このハッピーアレンジに「あらまっ」と当初は戸惑ったけれど、だんだんなんだかその違和感も受け容れられてきた。「明るい」の波及力はすごい。小難しいことを抜きにして、気づけばこちらまでうきうきしてしまっている。

たのしい週末になるにちがいな〜い、と根拠もなしに眠る夜がたまにはあってもいいもんね。



いま、というよりも今週、実を言うと、、、無性に本屋に行きたい欲望がずっとあります。どうしちまったんだろう。でも、叶えたい、この思い。強欲すぎて、水曜日くらいから耐えきれず「ねえ…本屋……」と呟きながら寝床についています。買いたい本が特にあるわけではないのだけれど、とにかくときめく本に今すぐまみれたい。止められても、わたしゃ進むよ。

みなさまの週末にも、小さなときめきがありますように。本屋からエールを送っておきますね(狂気)

今週もおつかれさまでした。あなたも、わたしも。

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