みにくい言い訳
どうか愛を言い訳にしないでください
愛しているというのなら
土を肥し
種を植え
水を与え
芽がでれば
虫がよらないように予防し
病気になれば薬を与え
綺麗な花を咲かせるように
わたしにもたっぷりの愛を注いでください
それができないというのなら
いまいちど武者修行にでもなんにでも
いってきてください
傷つけるだけの幼稚な愛につきあうほど
わたしは暇ではありません
あなたはあなたで
わたしが 花を愛でるように
あなたに愛を注ぐことを
受け取めることができないのなら
わたしは喜んであなたのもとを去りましょう
わたしは私を愛することができるのです
あなたの愛がなくとも生きていけるのです
あなたの愛は、わたしの人生にとっては
いうなれば食後のデザートのようなもの
なくてもいいけれど
ただ、あればもっと幸せになれるだけ
毒のような愛を欲したときもありました
それがなければ生きていけないという思いは
幻想でしかありませんでした
だからどうかわたしのことは心配しないでください
まずは、あなたがあなた自身を愛でることができる
ように応援しています
その日がくるまで、一緒にまったりはしません
意地悪だと思うかもしれませんが、わたしは他人ですから
自分の人生の責任は自分でとってください
その代わり、あなたのせいで不幸になったなんて
恨めしいことは一切言いませんから
それでも遠くからあなたのことをいつでも思っています
そんな人間がこの地球上にひとりでもいるということを
どうか忘れないでいてください。