現代科学の欠陥


あえて、批判を恐れずに書いてみます。


現代科学には、多くの科学者が見落としている重大な欠陥があります。


その根は、中世ヨーロッパでの天動説の否定からはじまり、

デカルト

産業革命

そして、

現代の教育と社会構造に起因します。


現代の科学(ここでは、自然科学を指します)は

自然界を【分離・細分化】して考え、

【客観的】に評価できる形でアウトプットし

それを積み重ねることで、ここまで発展してきました。


例えば物理学では、空間を3つの方向・要素に分割し、

座標系を定義することで、

物体の位置や運動を記述・予測することを可能としました。


【単純化・細分化・客観性】

これらによって明らかとなることを

積み重ね積み重ね

科学技術の目覚ましい進歩と

物質的には豊かな生活・文明ができました。


一方で、

自然科学の真髄は、【自然界の本質を探究すること】

だとすると、


【単純化・細分化・客観性】

これらによって明らかとなることの積み重ねによって、

本質は明らかになるのでしょうか?


...私はならないと思います。


私たちは、自然界において、大腸菌のようなものであり

地球や宇宙とともに生きている。

それは、客観的な証拠の積み重ねによって証明するものではなく、

私たちひとりひとりの内側から感じとることでわかることだと思います。


「感じること」つまり、【主観的】な部分を排除しては

本質の理解はおろか、

【人々を真の意味で豊かに・幸せにすること】

は、できないと思います。


ここに、現代科学の落とし穴と、

「なぜ、科学技術が発展して物質的に豊かになった世の中で、人々は幸せから遠ざかっているのか」

についてのヒントが隠されていると思います。


科学の由来が、

「科」を学する ―つまり、物事を細分化して考える

のであるとすれば、現代科学の手法はその点では間違いではないのでしょう。


一方で、科学の目的は?

私たちは、何のために、誰を幸せにするために、科学を探究しているのでしょうか?

科学者の自己満足で終始してしまって、それでいいのでしょうか?


これから、時代は大きく変わります。

科学の在り方も、ものの見方も、大きく変わるでしょう。


現代の、つぎはぎにつぎはぎを重ねる行為は、頭打ちの段階に来ています。


私が思うに、

現代の教育・社会構造によって、

いわゆる「偏差値エリート」たちほど

この欠陥に気が付かないのでしょう。


左脳に偏り、いわゆる「ロジカルシンキング」を鍛えることに

躍起になりすぎて

(というか、「ロジカルシンキング」が正義かのような風潮により)


思考や身体のバランスが崩れ、本質を感じ取る「感覚器」が

鈍ってしまってはいないでしょうか?


AIを「ロジカルシンキング」を鍛える今の教育を

効率化するためのツールとして使っているようでは、

世も末です。


人間も教育も根本から

在り方を問い直す必要があるのではないでしょうか。


今の世の中の延長線上に、未来はありません。

つぎはぎにつぎはぎを重ねる対症療法は、

もうやめて


新しい世の中をつくりませんか。


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