神あがり
こんにちは。
今日は久しぶりに描いた作品をストーリー仕立てで紹介します。
よろしければお付き合いください。
2022年3月5日
栃木県那須湯本温泉近くの殺生石が、
割れたというニュースから
殺生石は、九尾の狐という妖狐が化身した岩と言われています。
その岩が割れたという知らせ。
そんな話から、
九尾の狐の神上がり
妖狐を神に引き上げるために必要なもの。
それは人の「魂」
神上がりの儀式は、
神界に通ずる純粋な「魂」が仕ります。
純粋な魂の人は、
厭わず、妖狐のために自分の命の半分を使いました。
そして生気の半分を失いました。
まるで半透明で向こうが透けてしまうかのような、
そんな儚い佇まいになりました。
神上がった狐は、
そんな純粋な魂の恩に報いるべく、
守護神の一柱になりました。
そのお陰で、神上がりの儀式を執り行った人は、
さらに純粋さと静妙さを増しました。
「神上がり」
見えないけれど、
静妙な、「何か」となった、
妖狐のおはなしを描いてみました。
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