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サイダー(シードル)を掘る-アダムとイブと政孝とリタ-


旧約聖書の創世記でアダムとイブが食べた禁断の果実がリンゴ🍎なのは薄々記憶の中にあると思います。紀元前約550年前からリンゴが存在しています。人類がそんな果物を醸さないわけないと思いませんか?

また、日本でもマッサンでお馴染みの日本ウイスキーの父、竹鶴 政孝さんが創業したニッカウヰスキーの創業時の名前は大日本果汁株式会社です。ウイスキーなのに果汁ってなんでなんでしょう。
ウイスキーは蒸留してから樽に詰めて最低でも5年は熟成が必要です。蒸留所を北海道の余市に作り、ウイスキーの蒸留を始めて、樽に詰めて熟成させている間に作られていたのがサイダー(シードル)です。これは、スコットランド出身の奥様のリタさんも関係していると思いますが、詳しくはwikiで見てみてください。かなり前に掘った時よりも充実している印象があります。
そこから現在までサントリーに買収されながらも、ニッカのサイダーは脈々とつくられています。1935年に会社が作られたので、約80年の歴史があるのが分かります。


このように、日本にも縁が深いサイダー(シードル)を更に深く知りたい、もちろんブリティッシュパブなので、当たり前のようにお客様に出したいと思っていたのです。

サイダーもポークスクラッチングスもイギリスのpubでは当たり前のものです。200年以上続くpubがあたり前で、中でもイギリス最古のパブの看板には「1189 AD」と書かれており、1067年にノッティンガム城が建てられた頃からある可能性が高いそうです。現在の建物で最も古い部分は、1650年頃まで歴史を確認できるそうです。
この様に昔から日常的に社交の場として使われています。

クラフトサイダーとはいいますが、まさにローカルサイダーを作り、本場の様にタップから出したい。ポークスクラッチングにしても本場を忠実に再現したい。その一言です。
今まで日本のパブに足らなかったブリティッシュパブのマスターピースをはめている作業以外ありません。

現状、種類が豊富に流通しているかと言われれば、本当に微々たるものです。
日本でも当たり前の様に飲み屋さんでサイダー(シードル)が選択肢に上がる様にしたいなと思います。

   つづきます


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金島誠一郎
まだまだ本物のブリティッシュパブを目指して生きます!