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🎞️映画感想「トゥルーマン・ショー」
トゥルーマン・ショーを観ました。
かなりメッセージ性が強く、社会やメディアに対する風刺だったり、自由とは?みたいな哲学的な部分もあったりで観る人によって受け取り方が変わる映画だと思ったので、あくまで個人的に感じたことを綴っていこうと思います。
❏ あらすじ
小さな島で保険会社のセールスマンをするトゥルーマンは、しっかり者の妻と共に平穏な生活を送っていた。しかしある日、町で死んだはずの父親を見かけた彼は、自分の人生がテレビ番組のために作られたフェイクで、世界中で放送されていたことに気付き…。
まずこの、産まれた瞬間から365日24時間常に監視され全世界に自分の人生をテレビという媒体を通して発信されるという設定。
自分の知らない所で勝手にスターとして扱われ、初対面の人に名前も顔も知られる……
親も友人も結婚相手も今まで自分が関わってきた人々は全員役者……
シンプルに怖過ぎる。
え??そんな事ある???無理無理無理
人間不信になっちゃうよ……
この映画について少し調べたところ元々の脚本を書かれた方は本作の監督とは別の方だったようで、原案ではよりホラーやサスペンスの要素が強かったらしいです。それはそれで見たかったなとも思いますが、SFホラー的設定とコメディっぽさも感じる演出・演技の絶妙なバランスがこの作品の魅力なんですよね〜〜
映画を観ながら頭を抱えた点がいくつかありまして、
その中の一つに番組"トゥルーマンショー"の監督であるクリストフが
「トゥルーマンを囲う環境は"偽物" しかし、その中でトゥルーマンが抱く感情は"本物"」
みたいな台詞を言うシーンがあって、確かにそれはそうか…って妙に納得してしまって。
偽物の環境の中で生まれた感情は本物であるとするならば、
その感情を生んだトゥルーマンの視点から見た場合、そこに映るものは本物なのでは…?
そう考えると、"トゥルーマンショー"という番組がやっている事は必ずしもトゥルーマンにとって悪とは言えないのか、、🤔?
難しい
そもそも映画という作品自体に善悪の判断をする事自体が間違ってるのかもしれない……
難しい、、、、もはや哲学だ、、、
でも、映画を色んな視点から観て、考えて、考えて、頭の中で自分の中の常識を分解して、新しく得た思想や思考と混ぜて、再構築していく感覚。割と好きなんですよね。楽しくて。
最後に私が「トゥルーマン・ショー」を知ったきっかけになった曲です
良いので是非に🎬