無職とパンの流儀
僕はパンが好きだ。
三食パンでも良いくらい好きだ。
それは少し話を盛りすぎた。
でもパンが大好きだ。
お盆と年末に地元へ帰ると
真っ先に向かうのもパン屋だ。
これは本当の話で全く盛ってないぞ。
学生の頃、京都に住んでいた事がある。
京都と言えば八橋、漬物、抹茶…否!!!
そう…パンだ!!!
京都は全国でもパンの消費量が日本1位なのだ。
当時の彼女がパン屋でバイトをしていたので
その廃棄をお昼に食べていたりもした。
そんなにパン好きなら
京都でおすすめのパン屋を紹介してくれるのか?
と期待させてしまうかもしれないが
実際の所パン屋はほぼ知らない。
家の近くにあった進々堂と神戸屋へ
よく足を運んでいたくらいだ。
なので特に京都のパン事情の話は無い。
申し訳ない。
パン好きというのはいかにお店を知っているか
ではなく
いかに1つのパンを美味しく食べてあげるか
なのである。
そういう事にしといて(切実)
恐らく、僕の舌は凄くオシャレなパン屋さん
より街のパン屋さんの方が合っている。
そして僕がいつもパンを買う時の
ルーティーンがあるのだけれど
・しょっぱいパン
・甘いパン
・しょっぱいパン
この並びが重要なのである。
そして飲み物を飲んで良いのは
甘いパンを食べている時だけという
謎ルールまである。
現在は都内に住んでいるが
僕の最寄駅には我が地元を代表するパン屋
リトルマーメイドがある。
都内にはいくつかの駅によく併設されているので
仕事帰りだったり買い物帰りに
ついつい買ってしまう方もいるのではないか?
リトルマーメイドで買っているパンは
いつも決まっていて
・明太子フランス
・ミルクフランス
・カレーパン
この3点セットである。
中でも、リトルマーメイドの
明太子フランスとカレーパンは個人的に
殿堂入りと言っても過言ではない。
カレーパンは何種類かあるので
半熟卵入りのクリーミーなものにするか
ビーフカレーでしょっぱさを堪能するか
その日の気分で選べる所がいいのである。
そしてリトルマーメイドの明太子フランス推し
最大の理由は他のお店の明太子フランスに比べ
比較的パン生地が柔らかいからだ。
明太子フランスと言えば
ガッチガチのバリッバリのフランスパンを
使用しているお店が多いと思う。
柔らかい方が美味しいのか?と言われると
正直な話、僕は両方好きなのだ。
事実、地元に帰ると
速攻向かうパン屋さんの明太子フランスは
口の中が血だらけになると言わんばかりの硬さで
犬歯、奥歯全ての歯をフル活用して食べる。
しかしガーリックが効いた硬いパンの歯応えと
たっぷり乗った明太子のバランスは抜群である。
ちなみにお店の名前はグラマーペインという。
毎回お店の中は大繁盛で
パンを買うとコーヒーを1杯サービスしてくれる。
いつも買うパンは
・BLTフランス
・紅茶生地のクリームパン
・明太子フランス
・エッグタルト
・パニーニ
である
しっかりしょっぱい甘いの法則を守っている。
少し買いすぎでは?と思う方もいると思うが
僕も食べている途中で思う。
しかし年に2回しか食べれないパン屋なのだから
欲張りしてもいいじゃないか!!
ちなみにBLTフランスもガッチガチである。
話を戻して
なぜリトルマーメイドの
柔らかい明太子フランスを推すのか。
それは僕の前歯が折れているからである。
なんともマヌケな理由である。
小学校の時に前歯を折ってしまった僕は
なんとかくっつける事に成功した。
しかしスーパボンドでくっつけているだけなので
時間が経つと歯も成長していくし
ボンド部分が劣化してしまい
ひょんな衝撃で取れてしまうのだ。
今まで煎餅、ミルキー、ビックアメリカンドッグ
数々の食べ物により前歯は犠牲になり
前歯を殺した食べ物は2度と食べまいと誓った。
しかし明太子フランスだけは!
このパンだけはどうしても!
僕の口の出禁にはしたくない!
そこで見つけたのがリトルマーメイドである。
焼き立てを買うとさらに柔らかく
これが明太子フランス界のマザーテレサか
と錯覚するほど衝撃が走った。
いつ歯が取れるか
ビクビクしながらパンを食べるより
パンに向き合い美味しく食べる事ができる。
なんと素晴らしいことか。
ありがとう、リトルマーメイド。
あんたもうビッグマーメイドだよ!!
ちなみに
甘いパンの時だけ飲み物を飲むルールだけれど
しょっぱい物はしょっぱいものとして
味わいたいのでそこで飲み物を飲んでしまうと
しょっぱさが軽減されてしまうからである。
飲むのは大体、牛乳かコーヒー牛乳だ。
甘いパンには牛乳と昔から決めている。
かなり個人的なパンの好みを熱弁したが
リトルマーメイドは1度は行くべきである。
あなたの好みのパンがきっとあるはずだ。
他にも美味しいパン屋さんがあれば知りたい。
以上、アラサー無職のパン事情でした。
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