石橋を叩いて叩いて、渡らない。
noteを始めてみて思ったこと。
完璧主義を手放す練習にもなってるんじゃない?
というわけで、わからないなりに目次なんかも使ってみたりして、書いてみる。
◻︎失敗がこわい
物心ついたときから完璧主義で、とにかく失敗が怖い。
だから失敗しないように、準備に準備を重ねる。
石橋を叩いて叩いて、渡らなかったりもする。
叩きすぎて、壊すこともある。
字が気に入らない
そんな理由で何冊のノートを無駄にしただろう。
完璧にできないなら最初からやらない。
失敗しない方を選ぶ。
そんなだから、大人になってから
「失敗を恐れてチャレンジしなかったことが多すぎるな」と後悔することが増えた。
このままじゃいかん。どうにかせんと。
後悔しかないまま死ぬなんてまっびらだ。
◻︎出来事に意味付けをするのは私自身
完璧主義をやめるにはどうすればいいのか。
本を読んだり、ネットで検索したりした。
加点式にしてみるだとか
70点でも自分を褒めるだとか、色々書いてた。
頭では理解できるが、長年の習慣や考え方の癖を変えるのはそう簡単なことではない。
70点の自分に合格はあげられないのだ。
「書いているとおりにできない。」
こんなところでも、完璧主義が邪魔をする。
なんてやっかいな人間なんだと呆れた。
そんな中SNSでふと目にした、
失敗は感情をのぞけばただの出来事に過ぎない
という言葉
その時なぜかスッと腑に落ちた。
目の前で起きた出来事を失敗と捉えるか、経験と捉えるか
なるほどな、と思った。
同じ出来事でも意味付けするのは、私。
やってみるか。
◻︎やらない言い訳はいくらでも
あれこれ考える前にやる、を、するぞ。
と決めたら、やらない言い訳が多いことに気づいた。
「でもお金がないし」「でも経験がないし」「でも時間がないし」
挙げたらキリがない。
失敗を恐れるあまり、やらない言い訳を探す癖がついていた。
ないならつくったらええやん。なんでそこで終わるん?
この時の私はそう思った。
なぜか、できるやろ という謎の自信があった。
お金がないと思うのなら、まずは収支を見直せばいい
経験がないのは、初めてのことなら当然だ
時間がない?本当に?さっきだらだらYouTube見てたよね
改善できるところはたくさんあるぞ。
自分の思考を注意深く観察することを意識しながら生活した。
新しい資格取ろうかな。この学校気になるな。いや〜でも高いし。行かないのに(以下省略
をぶった斬ってとりあえず資料請求した。
ネイルチップつくってみたい!でも(以下省略
をぶった斬ってとりあえず道具を買った。
見よう見まねで作ってみた。
やってみると発見がある。
案外できるやん!なにこれめっちゃ楽しい!
あ〜これは私には合わなかったな
簡単そうに見えたのに、結構難しいんだな
こうしたらもっと良くできるかな
挑戦したから、感じたこと。わかったこと。
世界が広がった。
やってみるのって、楽しいんだ。
最後までできなくても、いいんだ。
◻︎noteをツールにする
試行錯誤を続けていくうちに
新しいことへの挑戦のハードルが少し下がった。
ある日、X(旧Twitter)でポストしようとしたとき、
とにかく文字を!文章を!書きたい!140字じゃ足りん!!という衝動にかられた。
衝動のままに、noteに登録した。
未完でも、誤字脱字があっても、なんか変でも、なんでもいい
とりあえず、書いた。
あえて完璧(自分が十分に納得できる状態/書いた文章に100点を出せる状態)にはせず、なんとなく形ができたら投稿してみた。
するとどうだろう
拙い文章でも、スキをくれる人がいる。
嬉しかった。驚いた。
「完璧」は、自分のものさしでしかなかった。
そしてなにより、文章を書くことの楽しさを感じた。
言葉が好きだ、と実感した。
noteを始めたからこそ気づけたこと。
やらなければ、知らないままだった。
◻︎noteを書く目的
これから続けていくうちに、まだまだこんなんじゃダメだ、と思うこともきっとある。そんな時は
なぜ完璧を目指すの?
完璧を目指した先に何があるの?
本来の目的は?
と立ち止まってみる。
私は"完璧な文章"を投稿するためにnoteを始めたのではない。
自分の言葉で文章を書きたい
自分をもっと深く理解したい
そんな思いで始めた。要するに自己満。
だったら、"完璧な文章"である必要はないはず。
楽しかったらそれでいいじゃないか。
自分が1ミリでも成長できたならそれでいいじゃないか。
もちろんスキがつけばバク転する勢いで嬉しいし
誰かの何かになったのなら、万々歳。
だけどそれはおまけにすぎない。
"スキをもらうこと"に意識が向き、それが目的になってしまえば、反応がないときに苦しむ負のループに入ってしまう。
いちいち気にする私のことだ、
なんでだろう?ここが悪かったのかな。変なこと書いたかな。私には文章能力がないのかなetc.
どんどんネガティブの沼にはまっていくことは容易に想像がつく。
目的を見失わないように、日々言葉を綴りながら、楽しみながら、完璧主義を手放すツールとしてもnoteを活用してみようと思う。