施設でコロナ感染者が出た時の対応について (利用者編)

施設で新型コロナウイルス感染者が出た時の対応について考えてみる。

37.5度以上の発熱が4日以上続き、咳などの呼吸器症状が見られるときは新型コロナウイルスの感染を疑います。

まずは管轄の保健所に連絡をし、指示を仰いで下さい。

以上。





















これで終わったら面白いのですが、もう少し私の考えを述べたいと思います。

最近の厚労省からの通達によると何でもかんでも保健所に連絡し、保健所の指示に従ってとあるが、保健所も有識者に意見を求めるようにと記載がある。

厚労省からのよくわからない指示にちょいと吹き出してしまう。


ここからが私独自の施設で出た時の対応について。

利用者の対応

まず、誰かしらが新型コロナウイルスに感染したとわかった時には症状の有無は関係なく、利用者は全員感染していると考える。

なぜなら、介護施設の多くは談話室や食堂など一箇所に集まって食事をするなど、他の人との距離が非常に近い。
また、インフルエンザでさえ施設内で感染拡大しやすいのにインフルエンザより感染力があり、インフルエンザの様に発熱などの症状がなくても陽性となることがある。

そのため、全員を食堂に集めることはせずに、病院と同様に全員居室隔離とする。

認知症や病識の理解が得られない利用者は職員の感染リスクを高くするため、身体拘束も検討する必要がある。


食事

食事は全員居室内とする。
接触する頻度を下げるために、車椅子への移乗などは行わず全員ベッド上での食事とする。

食事介助が必要な利用者は出来るだけ同じ部屋に事前にしておくと良い。


食器

食器は使い捨てにする必要はないとされているが、保健所の指示に従って対応する。


排泄

排泄は居室のトイレ、もしくはオムツとする。

排泄物からの感染もあるため、トイレの共有は感染リスクを高める。居室にトイレがない時は、ポータブルトイレや、誰と誰と誰はここのトイレを使用するなどのルールを決める。


入浴

入浴は清拭。ただし、職員の減少が容易に想像できるため、週2回の提供は諦めてもらう。
自分で清拭できる人にはタオルを渡し、自分で行ってもらう。


洗濯

洗濯は全員業者洗濯とする。
洗濯物からの感染を避けるため、家族洗濯は控える。


面会

面会は禁止。何かあれば施設から家族に連絡とする。



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