アニメ ダイの大冒険 第32話の内容をガッツリ教えます。
サブタイトル「父との決別」
ダイとバランの戦いが続いております。
剣を持つバランに対し、ダイは素手
ダイは攻撃できず防戦一方です。
打つ手なしのダイを助ける策があると、メルルに回復してもらったヒュンケルはクロコダインに力添えを頼みました。
バランがダイにとどめを刺そうとした時です
ヒュンケルがクロコダインに自分の身体をバランに向けて投げ飛ばすよう指示しました。
上空に飛ばされたヒュンケルは剣を投げました。
バランは向かってきたヒュンケルに、そんな攻撃が通じるかとライデインで迎撃しました。
地面に落下するヒュンケル。
しかし、ヒュンケルの目的はバランにダメージを与えることではありませんでした。
素手のダイに剣を渡すことが目的でした。
ヒュンケルの使っていた鎧の魔剣をダイに向かって投げ、剣を持つバランに対抗できるようにしました。
鎧の魔剣はバランの神魔剛竜剣には劣りますが、魔界の名工が作った剣です。
並の武器よりは強力ですが、それでもダイのパワーには一撃しか耐えられないとヒュンケルは推測します。
剣を交えた瞬間に鎧の魔剣の強度は神魔剛竜剣には及ばないと見抜いたバラン
最大の技で一気にとどめを刺そうと剣に雷を落としました。
バランのギガブレイク 対 ダイのライデインストラッシュ
かと思いきや、ギガデインを使う魔法力が残っておらず、剣に落とした雷はギガデインではなくライデインと見抜いたダイ
同じ条件なら自分達が勝つと言い切りました。
〔 クロコダインがギガブレイクをくらいまくってくれたかいがありました。〕
剣に呪文の力を宿した2人
しかし、なかなか必殺技を使いません。
お互いにスキを伺っており、必殺技の一撃で勝負が決まると分かっているからのようです。
一方、蘇生呪文を唱え続けるレオナ姫
一生懸命呪文を唱えますがポップには何の反応もありません。
生き返ってと強く思いながらザオラルを唱えていると、ポップの側で気を失っているゴメちゃんが輝きだしました。
雲の上の様な場所を歩いているポップ
ここはどこだ?あの世か?と疑問に思いつつも、メガンテを使ったことで死んでいるのだと理解しました。
どこかわからぬ場所を歩き続けるポップの側にゴメちゃんが飛んできました。
普段は『 ピピィ〜 』としか鳴きませんが、なぜか『 ポップ 』と名前を呼びます。
ゴメちゃんが喋っていることに驚いたポップですが、あの世は何でもありだなと素直に受け入れます。
ゴメちゃんは『 そっちに行ってはダメだ 』『 これ以上行くと帰れなくなる 』と忠告しますが、ポップの足は勝手に動いて止まりません。
ポップは「 今まで生き残れたのが不思議なくらい。俺の力は所詮ここどまりなんだ 」と諦めた姿をみせます。
ゴメちゃんは『 ポップのばか!弱虫!アバン先生の仇もとってないのに諦めるのは弱虫だ! 』と叱咤します。
泣き虫のゴメちゃんに弱虫呼ばわりされてはポップも黙ってはいません。
「 俺は俺なりに一生懸命やったんだ! 」と言うポップに対し、ゴメちゃんは『 うそだーい! 』と否定します。
『 ダイはまだ一人で戦っているんだ。それなのに見捨てちゃうなんて情けない。ポップは弱虫だー! 』
ゴメちゃんに色々言われたポップ
「 ふざけるな。例え死んだって、俺はダイを見捨てたりしねーぞー!! 」と拳を挙げて怒りました。
バランがダイにとどめを刺そうとギガブレイクを放とうとした時です。
死んだはずのポップが腕をあげて爆裂呪文を放ちました。
バランに命中したかは不明ですが、死人が呪文を使ったことに驚いたため、一瞬のスキができました。
ここぞとばかりにアバンストラッシュをしかけるダイ
バランの神魔剛竜剣を折り、バランに大ダメージを与えました。
森に落ちたダイとバラン
ダイは無事で、みんなのおかげで助かったと感謝を伝えました。
しかし、ヒュンケルに借りた剣は粉々に砕けてしまいました。
「不死身の魔剣でも刀身が消滅してしまっては二度と再生はしないが、命には替えられない」とヒュンケルは許しました。
〔 ここで剣が壊れるため、事前にラーハルトの槍をヒュンケルに持たせたのだと思えます 〕
先程呪文を使ったポップが生き返ったものだと思っていたダイ達ですが、ザオラルを使い続けていたレオナ姫は泣きながら「 なぜあんなことが起こったかはわからないが、ザオラルは成功しなかった 」と言います。
ポップが死んだことを受け入れられないダイ。
嘘だ!目を覚ましてよとポップに声をかけます。
そこに、人間の姿に戻ったバランが現れました。
戦おうと近付いていくダイに、バランは「 虚勢を張るな 」「もはや戦う力なと一握りも残っていないこと分かっている。お互いにな 」と言い、ポップの側に行きます。
間違いなく心臓が停止している。なのになぜ?
友を想う心が死してなおこの少年を突き動かしたのかと推察しました。
ドラゴンのパワーと魔族の魔力と人の心
ドラゴンの騎士に与えられた3つの力のうち
もっともくだらぬと思って捨てた人の心にこれほど強く打ちのめされようとは・・・
そう心で呟いたバランは、ポップの口に自分の血を垂らしました。
クロコダインが何のマネだ?と問いますがバランは応えません。
バランはダイに「 もはや何も言わん。お前はお前の信じた道を進むが良い。
だが、ドラゴンの騎士は2人もいらん。
剣が蘇り、傷が癒えたときこそ雌雄を決してやる 」
「魔王軍など眼中にない。お前が私に勝てたら魔王軍を滅ぼすがいい。だが、私が勝てば人間を滅ぼす。今更生き方は変えられない。」と言い歩き出しました。
ダイは「分からず屋ー!」と叫びますが
「なんとでも言え」と言い去って行きました。
その時です、ポップの手が動きました。
ポップの胸に耳を当てたレオナ姫
心臓が動いていることを確認しました。
見かけによらずしぶとい小僧だ。敵に塩を送るのは最初で最後だ。今度会ったら容赦はしない。
バランは人間の心を取り戻したからこそ、自らの罪を償うため自分の息子に討たれることを望んでいるとヒュンケルは思いました。
所変わって魔王軍
戦況を見ていたハドラーは最悪の事態だと考えました。
そこにミストバーンが現れ、大魔王様がお呼びだと伝えます。
大魔王バーンの前でびくびくしながら平伏しているハドラー。バランの失態は上司である私の責任ですと報告をします。
バランの失態はダイがドラゴンの騎士であることを報告しなかったつまらぬ小細工が原因であると言います。
大魔王バーンはハドラーにおもてをあげよと命令します。
バーンは『自分は寛大な男だ。失敗も三度までは許そう』と右手の中指、薬指、小指を立てました。
『しかし、ロモス、パプニカ王国を奪還され、有能な軍団長2人を敵に回してしまった』
『バルジの島においては、大軍を率いていたにも関わらずダイを討ち損じた。』
『そして、今回のバランの一件』
と、言いながら、中指、薬指、小指をたたみました。
『だが、勇者アバンを葬った功績は忘れてはおらん』と小指を立てました。
『これが最後のチャンスだ。次に余の前に現れたとき、勇者ダイとその仲間たちを全滅させていなかったら、余は3本目の指を折る』と言いました。
ハドラーは「命に換えても必ず」と返事をすると、バーンは『よかろう。行け』と指示します。
ハドラーが部屋から出て行くと、死神キルバーンがバーンに「もう始末しちゃっていいんじゃないですか?」と尋ねます。
バーンは『ハドラーには最強の肉体を与えている。勝てないのは精神的な脆さがあるからだ。追い詰められればもうひとバケするかもしれん』『殺すのはいつでも出来る』『見届けてやろうではないか。ハドラー軍団最後の戦いを』と伝えました。